腎盂腎炎(pyelonephritis)について正しいのはどれか。
1: 両腎性である。
2: 初尿を用いて細菌培養を行う。
3: 肋骨脊柱角の叩打痛が特徴である。
4: 原因菌は Gram〈グラム〉陽性球菌が多い。
水腎症の原因(hydronephrosis)で正しいのはどれか。2 つ選べ。
1: 前立腺癌(prostate cancer)
2: 陰囊水腫(scrotal hydrocele)
3: ループス腎炎(lupus nephritis)
4: 神経因性膀胱(neurogenic bladder)
5: 腎アミロイドーシス(renal amyloidosis)
Aさん(42歳、女性)は、3日前から微熱と強い全身倦怠感を自覚したため病院を受診したところ、肝機能障害が認められ、急性肝炎(acute hepatitis)の診断で入院した。1か月前に生の牡蠣(かき)を摂取している。Aさんはこれまで肝臓に異常を指摘されたことはなく、家族で肝臓疾患を罹患した者はいない。 Aさんが罹患した肝炎について正しいのはどれか。
1: 細菌感染である。
2: 劇症化する危険性がある。
3: 慢性肝炎(chronic hepatitis)に移行しやすい。
4: インターフェロン療法を行う。
透析導入患者の原疾患として最も多いのはどれか。
1: 慢性糸球体腎炎(chronic glomerulonephritis)
2: 多発性嚢胞腎(polycystic kidney)
3: ループス腎炎(lupus nephritis)
4: 糖尿病腎症(diabetic nephropathy)
5: 腎硬化症(nephrosclerosis)
尿ケトン体が陽性になる疾患はどれか。
1: 肝硬変(cirrhosis)
2: 糖尿病(diabetes mellitus)
3: 尿路感染症(urinary tract infection)
4: ネフローゼ症候群(nephrotic syndrome)
Aさん ( 42歳、男性 )は、血尿を主訴に泌尿器科を受診した。診察の結果、 Aさんは膀胱鏡検査を受けることになった。 Aさんへの検査についての説明で適切なのはどれか。
1: 「入院が必要です」
2: 「前日は夕食を食べないでください」
3: 「局所麻酔で行います」
4: 「終了後は水分の摂取を控えてください」
急性期患者の生体反応で正しいのはどれか。
1: 異化が亢進する。
2: 症状の変化は緩やかである。
3: サイトカイン分泌が低下する。
4: 副腎皮質ホルモンの分泌が低下する。
慢性腎不全(chronic renal failure)で正しいのはどれか。
1: 高蛋白食が必要である。
2: 高カルシウム血症(hypercalcemia)となる。
3: 最も多い原因は腎硬化症(nephrosclerosis)である。
4: 糸球体濾過値〈GFR〉は正常である。
5: 代謝性アシドーシスを起こしやすい。
Aさん56歳、(女性、会社員)は、夕食の1時間後から腹痛・嘔吐が出現し救急外来を受診した。2か月前から自然に消失する右季肋部痛を繰り返していた。 身体所見 :身長155cm、体重82kg。体温38.2 ℃、呼吸数16/分、脈拍110/分、血圧126/70mmHg。眼球結膜に黄染あり。右季肋部に圧痛あり。意識清明。 検査所見 :白血球14,960/μL、Hb 12.8g/dL。総ビリルビン8.7 mg/dL、直接ビリルビン7.2mg/dL、アミラーゼ121 IU/L、リパーゼ45IU/L、尿素窒素18.9mg/dL、血清クレアチニン0.98 mg/dL。CRP 9.2 mg/dL。 腹部超音波検査所見:胆嚢壁の肥厚、胆嚢の腫大、総胆管の拡張、総胆管結石を認めた。
Aさんの病態で正しいのはどれか。
1: 急性胃炎(acute gastritis)
2: 急性腎不全(acute renal failure)
3: 閉塞性黄疸(obstructive jaundice)
4: 溶血性貧血(hemolytic anemia)