第108回午後第84問の類似問題

第105回午後:第12問

特定の抗原となる物質によって生じるアレルギー反応で引き起こされるショックはどれか。

1: 心原性ショック

2: 出血性ショック

3: 神経原性ショック

4: アナフィラキシーショック

第103回午後:第62問

食物アレルギー (food allergy)のある 8歳の児童がアナフィラキシーショック (anaphylactic shock)を発症した場合の 対応として適切なのはどれか。

1: 水分の補給

2: 抗ヒスタミン薬の内服

3: 副腎皮質ステロイドの吸入

4: アドレナリンの筋肉内注射

第100回午前:第82問

Ⅰ型アレルギー反応はどれか。

1: 接触性皮膚炎(contact dermatitis)

2: 潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis)

3: 過敏性肺臓炎(hypersensitivity pneumonitis)

4: ツベルクリン反応陽性

5: アナフィラキシーショック(anaphylactic shock)

Aちゃん(3歳、女児)は、父親(会社員)と母親(会社員)との3人暮らし。Aちゃんは、生後11か月のときに、卵による食物アレルギー(food allergy)と診断され、医師の指示で卵の除去食療法をしていた。保育所では卵を除去した給食が提供されている。Aちゃんは保育所の給食の時間に、隣の席の園児の卵が入ったおかずを摂取し、蕁麻疹と咳嗽が出現した。保育士に連れられて救急外来を受診した。Aちゃんは保育士に抱っこされ、「かゆい」と訴えており、咳込みがみられた。

第107回午前:第101問

Aちゃんは、食物アレルギー(food allergy)によるアナフィラキシー(anaphylaxis)と診断された。アドレナリンの筋肉内注射の後、点滴静脈内注射による補液と酸素吸入が開始された。バイタルサインは問題なく、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉99%であったが、経過観察のため入院となった。Aちゃんは「お母さんに会いたい。おうちに帰りたい」と泣き始めた。母親は、保育所から連絡を受けて病院に到着し、医師から現在の病状について説明を受けた。母親は「Aは大丈夫ですか」と看護師に不安を訴えていた。 母親への看護師の対応として最も適切なのはどれか。

1: 入院中の生活の留意点を説明する。

2: 父親が到着するまで待合室で待機してもらう。

3: 来院時から現在までのAちゃんの様子を伝える。

4: A ちゃんが食物アレルギー(food allergy)と診断されたときの母親の思いを聴く。

第103回午後:第83問

IV型 (遅延型 )アレルギー反応について正しいのはどれか。2つ選べ。

1: IgE抗体が関与する。

2: 肥満細胞が関与する。

3: Tリンパ球が関与する。

4: ヒスタミンが放出される。

5: ツベルクリン反応でみられる。

第110回午前:第75問

抗原によって感作されたTリンパ球による細胞性免疫が主体となるのはどれか。

1: 花粉症pollinosis

2: 蕁麻疹

3: ツベルクリン反応

4: アナフィラキシーショックanaphylactic shock

5: インフルエンザinfluenzaの予防接種

第111回午後:第14問

細菌感染で起こるショックはどれか。

1: 心原性ショック

2: 敗血症性ショック

3: アナフィラキシーショック

4: 循環血液量減少性ショック

第105回午前:第70問

接触性皮膚炎(contact dermatitis)の原因となるアレルギー反応で正しいのはどれか。

1: Ⅰ 型

2: Ⅱ 型

3: Ⅲ 型

4: Ⅳ 型

5: Ⅴ 型

第102回午後:第46問

1年前にハチに刺された人が再びハチに刺された。起こる可能性のあるアレルギー反応はどれか。

1: Ⅰ型アレルギー

2: Ⅱ型アレルギー

3: Ⅲ型アレルギー

4: Ⅳ型アレルギー

Aさん(23歳、男性)は、マラソンの途中で嘔吐し、意識混濁状態となり救急車で搬送された。来院時、体温39.5℃で、熱中症(heatillness)と診断された。気管挿管と人工呼吸器管理が実施された。膀胱留置カテーテルを挿入後に輸液療法を開始して、ICUに入室した。表面冷却と血管内冷却によって体温は37℃台に下降した。 既往歴 : 特記すべきことはない。 身体所見 : ICU入室時、ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅱ-20。体温37.8℃、呼吸数28/分、脈拍110/分、血圧94/74mmHg。暗赤色尿を1時間で20mL認めた。 検査所見 : Hb16.8g/dL、Ht48.6%、Na130mEq/L、K6.5mEq/L、Cl100mEq/L、クレアチンキナーゼ〈CK〉48,000IU/L、尿素窒素60mg/dL、クレアチニン2.4mg/dL、AST〈GOT〉70IU/L、ALT〈GPT〉88IU/L。尿一般検査でミオグロビン陽性。胸部エックス線写真および頭部CTで異常所見なし。心電図でSTの変化はなく、洞性頻脈を認めた。

第106回午後:第115問

このときのAさんの状態のアセスメントで適切なのはどれか。2つ選べ。

1: 貧血である。

2: 筋肉が傷害されている。

3: 致死性不整脈が出現しやすい。

4: 心原性ショックを起こしている。

5: 利尿薬の使用が必要な状態である。