第100回午後第31問の類似問題

第110回午前:第76問

後天性の大動脈弁狭窄症aortic stenosisについて正しいのはどれか。

1: 二尖弁が多い。

2: 弁尖の石灰化による。

3: 左室壁は徐々に薄くなる。

4: 拡張期に心雑音を聴取する。

5: 心筋の酸素需要は減少する。

第103回午後:第42問

異常な呼吸音とその原因の組合せで正しいのはどれか。

1: 連続性副雑音 ─── 気道の狭窄

2: 断続性副雑音 ─── 胸膜での炎症

3: 胸膜摩擦音 ─── 肺胞の伸展性の低下

4: 捻髪音 ─── 気道での分泌物貯留

Aさん(81歳、女性)は、6年前にレビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies)と診断された。Aさんは雨の中を1人で外出して自宅に戻れなくなり、同居している娘に発見された。その夜、娘が話しかけたときのAさんの反応が鈍くなったため、かかりつけの病院を受診し、細菌性肺炎(bacterial pneumonia)と診断され入院した。呼吸器疾患の既往はない。

第105回午後:第100問

入院時にみられる所見はどれか。

1: 樽状胸郭

2: 呼気の延長

3: 粗い断続性副雑音

4: 高調性連続性副雑音

第110回午後:第34問

呼吸音の変化と原因の組合せで正しいのはどれか。

1: 呼気延長 ── 胸水

2: 呼吸音の減弱 ── 過換気症候群hyperventilation syndrome

3: 呼吸音の増強 ── 無気肺atelectasis

4: 肺野での気管支呼吸音の聴取 ── 肺炎pneumonia

Aさん(60歳、男性)は、自宅近くを散歩中に突然の胸痛が出現し、救急車を要請した。救急隊到着時のバイタルサインは、呼吸数28/分、脈拍100/分、血圧80/40mmHgであった。冷汗が著明で、前胸部から左肩にかけての激痛を訴えていた。問診で狭心症(angina pectoris)の既往歴があることが分かった。入院時の検査で急性心筋梗塞(acute myocardial infarction)と診断された。

第106回午後:第117問

このときの検査所見として適切なのはどれか。

1: 心電図のST上昇

2: 左肺呼吸音の減弱

3: クレアチンキナーゼ〈CK〉の下降

4: 胸部エックス線写真での心陰影の縮小

第108回午前:第41問

右中葉領域で粗い断続性副雑音(水泡音)が聴取された場合の体位ドレナージの体位を図に示す。 適切なのはどれか。

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第102回午前:第82問

心音の聴取部位を図に示す。 肺動脈弁領域の聴診部位はどれか。ただし、点線は心臓を示す。

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