後天性の大動脈弁狭窄症aortic stenosisについて正しいのはどれか。
1: 二尖弁が多い。
2: 弁尖の石灰化による。
3: 左室壁は徐々に薄くなる。
4: 拡張期に心雑音を聴取する。
5: 心筋の酸素需要は減少する。
異常な呼吸音とその原因の組合せで正しいのはどれか。
1: 連続性副雑音 ─── 気道の狭窄
2: 断続性副雑音 ─── 胸膜での炎症
3: 胸膜摩擦音 ─── 肺胞の伸展性の低下
4: 捻髪音 ─── 気道での分泌物貯留
Aさん(81歳、女性)は、6年前にレビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies)と診断された。Aさんは雨の中を1人で外出して自宅に戻れなくなり、同居している娘に発見された。その夜、娘が話しかけたときのAさんの反応が鈍くなったため、かかりつけの病院を受診し、細菌性肺炎(bacterial pneumonia)と診断され入院した。呼吸器疾患の既往はない。
入院時にみられる所見はどれか。
1: 樽状胸郭
2: 呼気の延長
3: 粗い断続性副雑音
4: 高調性連続性副雑音
呼吸音の変化と原因の組合せで正しいのはどれか。
1: 呼気延長 ── 胸水
2: 呼吸音の減弱 ── 過換気症候群hyperventilation syndrome
3: 呼吸音の増強 ── 無気肺atelectasis
4: 肺野での気管支呼吸音の聴取 ── 肺炎pneumonia
Aさん(60歳、男性)は、自宅近くを散歩中に突然の胸痛が出現し、救急車を要請した。救急隊到着時のバイタルサインは、呼吸数28/分、脈拍100/分、血圧80/40mmHgであった。冷汗が著明で、前胸部から左肩にかけての激痛を訴えていた。問診で狭心症(angina pectoris)の既往歴があることが分かった。入院時の検査で急性心筋梗塞(acute myocardial infarction)と診断された。
このときの検査所見として適切なのはどれか。
1: 心電図のST上昇
2: 左肺呼吸音の減弱
3: クレアチンキナーゼ〈CK〉の下降
4: 胸部エックス線写真での心陰影の縮小
右中葉領域で粗い断続性副雑音(水泡音)が聴取された場合の体位ドレナージの体位を図に示す。 適切なのはどれか。