第105回午後第100問の類似問題

Aさん(58歳、女性)は、 3年前に慢性閉塞性肺疾患(chronicobstructive pulmonary disease)と診断された。3日前に38 .0℃の発熱があった。市販の総合感冒薬を内服して様子をみていたが、昨晩から黄色痰がみられ、息苦しさが増強した。外来を受診したところ肺炎(pneumonia)と診断され、入院した。入院時の状態は、体温 38.2 ℃、呼吸数28 /分、脈拍 92/分、血圧 138/72mmHg。

第101回午前:第97問

現時点の症状として考えられるのはどれか。

1: 呼吸の断続性副雑音

2: Biot〈ビオー〉呼吸

3: 顔面浮腫

4: 皮下気腫

第103回午後:第42問

異常な呼吸音とその原因の組合せで正しいのはどれか。

1: 連続性副雑音 ─── 気道の狭窄

2: 断続性副雑音 ─── 胸膜での炎症

3: 胸膜摩擦音 ─── 肺胞の伸展性の低下

4: 捻髪音 ─── 気道での分泌物貯留

第100回午後:第31問

拡張期雑音が聴取されるのはどれか。

1: 僧帽弁狭窄

2: 大動脈弁狭窄

3: 肺動脈弁狭窄

4: 心室中隔欠損

A君(8歳、男児、小学3年生)は、父親(40歳、会社員)と母親(38歳、主婦)との3人暮らし。 多飲と夜尿を主訴に小児科を受診した。尿糖4+のため、1型糖尿病(type 1 diabetes mellitus)の疑いで病院に紹介され、精密検査を目的に入院した。A君は身長123cm、体重27.5kg(1か月前の体重は29.5 kg)。入院時のバイタルサインは、体温36.9℃、脈拍100/分、血圧98/42mmHg。随時血糖300mg/dL、HbA1c 9.3%、抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ<GAD>抗体陽性。尿糖4+、尿ケトン体3+。血液ガス分析pH 7.02であった。

第109回午前:第103問

入院時に確認する症状はどれか。2つ選べ。

1: 咳嗽

2: 腹痛

3: 浮腫

4: 発疹

5: 意識レベル

第107回午前:第19問

異常な呼吸音のうち高調性連続性副雑音はどれか。

1: 笛のような音〈笛音〉

2: いびきのような音〈類鼾音〉

3: 耳元で髪をねじるような音〈捻髪音(るいかんおん)〉

4: ストローで水に空気を吹き込むような音〈水泡音〉

第101回午後:第40問

触診が適している観察項目はどれか。

1: 発疹

2: 側弯

3: 腸蠕動

4: 声音振盪