第105回午後第63問の類似問題

第107回午前:第64問

日本の医療保険制度について正しいのはどれか。

1: 健康診断は医療保険が適用される。

2: 75歳以上の者は医療費の自己負担はない。

3: 医療保険適用者の約割が国民健康保険に加入している。

4: 健康保険の種類によって1つのサービスに対する診療報酬の点数が異なる。

午前9時頃、震度5強の地震が発生した。二次救急医療機関の救命救急病棟に勤務する看護師は、自身の身の安全を確保し、揺れが収まると病院の災害発生時のマニュアルに沿って行動を開始した。病棟には人工呼吸器を使用中の患者が1人、輸液ポンプを使用中の患者が3人、酸素療法中の患者3人が入院している。

第111回午後:第115問

この時点の看護師の対応として適切なのはどれか。2つ選べ。

1: 被災状況の報告

2: 入院患者の避難誘導

3: 傷病者の受け入れ準備

4: 入院患者の状態の把握

5: 使用中の医療機器の作動状況の確認

第101回午後:第4問

保健師助産師看護師法で規定されている看護師の義務はどれか。

1: 記録の保存

2: 秘密の保持

3: 勤務時間の報告

4: 関係機関との連携

第107回午後:第67問

高速道路で衝突事故が発生し、20人が受傷した。A病院は、5人の重症患者を受け入れ、あわただしい雰囲気となっている。 医療を安全かつ円滑に行うために、救急外来のリーダー看護師に求められる役割として誤っているのはどれか。

1: チームで患者情報を共有する。

2: スタッフの役割分担を明確にする。

3: 患者誤認が生じないように注意喚起する。

4: 電話による安否の問い合わせに回答する。

第103回午後:第4問

医師の指示を受けて看護師が行うことのできる業務はどれか。

1: 薬剤の処方

2: 死亡の判定

3: 静脈内注射

4: 診断書の交付

第106回午後:第88問

精神医療におけるピアサポーターの活動について正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 訪問活動は禁止されている。

2: 活動には専門家の同行が条件となる。

3: ピアサポーター自身の回復が促進される。

4: 精神保健医療福祉サービスの利用を終了していることが条件となる。

5: 自分の精神障害の経験を活かして同様の体験をしている人を支援する。

第106回午後:第33問

患者の情報の取扱いについて正しいのはどれか。

1: 看護師の守秘義務は医療法で規定されている。

2: 統計的に処理された情報から患者個人を特定できる。

3: 利用目的が明確であっても患者の情報の活用は制限される。

4: 転院先の病院と患者の情報を共有する場合は患者の同意が必要である。

第103回午前:第86問

患者の権利について適切なのはどれか。2つ選べ。

1: 患者は自分の医療情報を見ることができる。

2: 患者は一度同意した治療方針を拒否できない。

3: 患者はセカンドオピニオンを受けることができる。

4: 患者が病室に不在の場合は検査の同意を家族から得る。

5: 患者情報は患者と家族の同意なく保険会社に開示できる。

Aさん(94 歳、男性)は、要介護1で、妻(84歳)と2人暮らしであった。肺炎(pneumonia)で入院治療していたが本日退院し、介護老人保健施設に初めて入所した。現在の障害高齢者の日常生活自立度判定基準はランクB-2、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準はランクⅡaである。食欲は良好で、食事の姿勢や動作は自立している。部分義歯で不具合はなく、口腔内の異常はない。

第105回午前:第98問

介護老人保健施設の看護師は、入所時にAさんと妻と面談をした。 このときの面談内容で適切なのはどれか。

1: 自宅の改修を提案する。

2: ベッド上安静の必要性を説明する。

3: 急変時の救急搬送の希望を確認する。

4: 通所リハビリテーションの利用を提案する。

A君( 8歳、男児 )は、頭痛、食欲不振、全身倦怠感、肉眼的血尿および両眼瞼の浮腫を主訴に病院を受診した。 1か月前に扁桃炎 (tonsillitis)に罹患した以外は既往歴に特記すべきこ とはない。扁桃炎 (tonsillitis)は抗菌薬を内服し軽快した。血液検査の結果、 溶連菌感染後急性糸球体腎炎 (poststreptcoccal acute glomerulonephritis)と診断されて入院した。入院時、 A君は体温 36.8℃、呼吸 数20/分、脈拍は 80/分、整で血圧 132/80 mmHgであった。

第103回午後:第103問

A君の入院時の看護計画で適切なのはどれか。

1: 水分摂取を促す。

2: 背部の冷罨法を行う。

3: 1日 3回の血圧測定を行う。

4: 食事の持ち込みを許可する。

第101回午後:第87問

終末期の癌患者の在宅ケアで正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 家族の悲嘆のケアも含まれる。

2: 訪問看護は介護保険の適用である。

3: 夜間・休日を含めた連絡体制を整える。

4: ADLが自立している患者は対象とならない。

5: 主治医は在宅療養支援診療所の医師に限られる。

第110回午後:第10問

チーム医療で適切なのはどれか。

1: 他施設との間で行うことはできない。

2: チームメンバー間で目標を共有する。

3: チームリーダーは看護師に固定する。

4: 経験年数が同等の者でチームを構成する。

第102回午前:第37問

看護記録の内容で適切でないのはどれか。

1: 患者の訴えたこと

2: 実施したケアの内容

3: ケア後の患者の変化

4: ケア後の看護師の感想

第103回午後:第46問

地域連携クリニカルパスについて正しいのはどれか。

1: 診療報酬の評価の対象ではない。

2: 市町村を単位とした連携である。

3: 記載内容は医師の治療計画である。

4: 医療機関から在宅まで継続した医療を提供する。

Aさん (32歳、男性、会社員 )は、 2年前にうつ病 (depression)による入院歴がある。 Aさんは仕事中に「新しい営業戦略を考えついた」と上司に大声でまとまりのない話を続け、止めようとすると激怒するようになった。会社から連絡を受けたAさんの両親に付き添われて精神科を受診したところ、 Aさんは双極性障害 (bipolar disorder)と診断され入院した。

第103回午後:第111問

入院後 1週間が経過し、 Aさんの食事摂取量は増えたが、他の患者への過度な干渉や、自宅への頻繁な電話は続いている。 Aさんは「以前は仕事をしすぎて疲れただけで病気ではない。今すぐ退院して仕事に戻りたい」と話しているが、主治医は退院を許可していない。看護師の対応で適切なのはどれか。

1: Aさんの上司に配置転換を相談する。

2: Aさんに入院前の言動の問題点を指摘する。

3: Aさんの両親に入院の継続を説得してもらう。

4: Aさんと現時点で可能なことや困難なことを確認する。

Aさん(22歳、女性 会社員)は、昼食後、自室に大量のお菓子とお酒を持ち込み、食べて飲んでいたところを母親に注意をされたことに腹を立て、母親の目の前でリストカットを始めた。慌てた母親は、父親とともにAさんを連れて救急外来に来院した。医師が傷の処置をしようとすると「死んでやる。触るな」と大声で騒ぎ暴れ始めたため、精神科病棟に緊急入院となった。

第109回午後:第109問

入院当日、Aさんに対する看護師の関わりで適切なのはどれか。

1: 短期間の入院となることを伝える。

2: 母親と関係修復をするように促す。

3: リストカットをしないように説得する。

4: Aさんの心身を心配していることを伝える。

第107回午後:第69問

医療機関に勤務する看護師のうち、特殊健康診断の対象となるのはどれか。

1: 内視鏡室で勤務する看護師

2: 精神科病棟で勤務する看護師

3: 血管造影室で勤務する看護師

4: 一般病棟で勤務する夜勤専従の看護師

第109回午前:第88問

医療法で規定されているのはどれか。2つ選べ。

1: 保健所

2: 特定機能病院

3: 地方衛生研究所

4: 市町村保健センター

5: 医療安全支援センター

Aさん(35歳、男性、会社員)は妻(32歳、主婦)と子ども(2歳)と3人暮らし。5年前にうつ病depressionと診断された。半年前に営業部門に異動し、帰宅後も深夜まで仕事をする日が続いていた。「仕事のことが気になってしまい、焦りと不安ばかりが増して眠れない。会社に行くのが苦しい、入院させてもらえないか」と訴えがあり、休養と薬物の調整を目的として精神科病院に入院となった。入院後、Aさんから「実は薬を飲むのが嫌で、途中から飲むのをやめていたんです。薬を飲みたくないのですが、どうしたらよいでしょうか」と看護師に相談があった。

第111回午後:第110問

入院後1か月、面会に来た妻から、「夫の会社から休業給付が出ないかもしれないと言われました。子どもが小さく、生活費もかかるので、入院費用が払えるか心配です」と看護師に相談があった。  妻の相談に関して、看護師が連携する職種として最も適切なのはどれか。

1: 公認心理師

2: 作業療法士

3: 理学療法士

4: 精神保健福祉士

Aさん (42歳、女性)は、2年前に筋萎縮性側索硬化症<ALS>(amyotrophic lateral sclerosis)の確定診断を受けた。夫( 50歳)と長女 (16歳)と自宅で過ごしている。Aさんは「なるべく口から食べるようにしたい」と話し、食事と併せて胃瘻から栄養剤の注入を行っている。要介護2の認定を受け、訪問看護および訪問介護を利用している。食事の介助を行う夫から、訪問看護師に「介助の方法が良くないのか、妻はうまく飲み込めていません」と相談の電話があった。

第105回午前:第115問

夫に対する訪問看護師の対応として最も適切なのはどれか。

1: 「食事の介助に時間をかけましょう」

2: 「胃瘻からの栄養量を増やしましょう」

3: 「介助方法に問題があるかもしれません」

4: 「嚥下食の宅配サービスを頼んでみましょう」

5: 「飲み込みの状態に応じた食事を一緒に考えましょう」