第100回午前第12問の類似問題

第111回午前:第86問

ヘモグロビンA1c〈HbA1c〉について正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 測定値の上限は10%である。

2: 赤血球の寿命によって測定値は変動する。

3: 過去1、2週間の血糖値管理の指標である。

4: グリコアルブミンより短期間の血糖値管理の指標である。

5: ヘモグロビンにブドウ糖が結合した糖化蛋白質のことである。

A君(14歳、男子)は、夏休みのサッカー部の部活動で、朝10時から12時まで屋外で練習した。昼食時におにぎり2個とお茶を500mL摂取し、休憩後の13時から15時まで再び練習した。この日は晴天で、外気温は32℃であった。15分休憩し練習を再開したところ、A君は突然頭痛と悪心とを訴え、グラウンドの隅に座り込んだ。 サッカー部担当のB教諭が、A君を日陰で横にして休ませ様子をみていたが、症状が改善せず、顔面蒼白、冷汗が出現した。A君は「気持ち悪い」と言った後に嘔吐した。

第107回午後:第101問

B教諭に付き添われて、A君は病院に到着した。来院時、A君のバイタルサインは、体温38.5℃、呼吸数26/分、脈拍128/分、血圧90/48mmHg であった。口唇粘膜は乾燥し、皮膚をつまむとゆっくり戻る状態であった。血液検査データは、赤血球580万/μL、白血球12,500/μL、Hb16.8g/dL、Na152mEq/L、K4.0mEq/L、Cl109mEq/L、クレアチニン0.9mg/dLであった。尿比重1.035。受診時の身長165cm、体重57kg(発症前60kg)。 A君の状態に対するアセスメントとして適切なのはどれか。

1: 貧血である。

2: 低カリウム血症である。

3: 高ナトリウム血症である。

4: 循環血液量が増加している。

5: ツルゴール反応は正常である。

第107回午前:第15問

肝障害の指標となる血液生化学検査の項目はどれか。

1: CRP

2: 尿素窒素

3: アミラーゼ

4: ALT〈GPT〉

9歳のAちゃんは、2か月前から口渇、多飲および多尿があった。学校の健康診断で尿糖が陽性であったため、受診した。受診時の検査で、Aちゃんは血糖398mg/dl(食後3時間経過)、HbA1C9.3%、動脈血pH7.40、尿糖4+、尿ケトン体+で、1型糖尿病(type 1 diabetes mellitus)の疑いで入院した。

第100回午前:第112問

Aちゃんのアセスメントで正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 高血糖

2: 浸透圧利尿

3: 腎機能の低下

4: ケトアシドーシス

5: グルカゴンの分泌低下

第105回午前:第15問

糖尿病(diabetes mellitus)の血糖コントロールの指標となる検査値はどれか。

1: 総ビリルビン

2: 総コレステロール

3: グリコヘモグロビン

4: クレアチニンクリアランス

第104回午後:第14問

チアノーゼが出現するのはどれか。

1: 血清鉄の増加

2: 血中酸素分圧の上昇

3: 血中二酸化炭素分圧の上昇

4: 血中還元ヘモグロビン量の増加

第104回午前:第22問

血中濃度を確認する必要性が最も高い医薬品はどれか。

1: アスピリン

2: フロセミド

3: テオフィリン

4: インドメタシン

第102回午後:第83問

鉄欠乏性貧血(iron-deficiency anemia)の症状または所見として考えられるのはどれか。2つ選べ。

1: 動悸

2: 匙(さじ)状爪

3: ほてり感

4: 運動失調

5: 皮膚の紅潮

第104回午後:第47問

全血の検体を 25 ℃の室内に放置すると低下するのはどれか。

1: 血糖

2: 乳酸

3: 遊離脂肪酸

4: アンモニア