薬剤の血中濃度の上昇が最も速い与薬方法はどれか。
1: 坐薬
2: 経口薬
3: 筋肉内注射
4: 静脈内注射
出血傾向を考慮し手術前に投与の中止を検討するのはどれか。
1: アドレナリン
2: テオフィリン
3: ワルファリン
4: バンコマイシン
血中濃度の測定にあたり食事の影響を考慮すべきホルモンはどれか。
1: グルカゴン
2: メラトニン
3: コルチゾール
4: バゾプレシン
血中濃度が上昇すると黄疸となるのはどれか。
1: グルコース
2: ビリルビン
3: クレアチニン
4: 総コレステロール
Aさん(50歳、男性、会社員)は半年ほど前から労作時に胸痛と呼吸困難感があり、狭心症angina pectorisと診断され内服治療を受けている。本日明け方から胸部に圧迫感があった。出勤途中に強い胸痛を自覚し、自ら救急車を要請した。救急外来到着時のバイタルサインは、体温35.8℃、呼吸数30/分、脈拍112/分、血圧96/52mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉93%(酸素2L/分)。意識は清明。12誘導心電図はV1~V4でST上昇、Ⅱ、Ⅲ、aVF でST低下がみられた。
救急外来到着時にAさんの状態をアセスメントするために優先度が高い血液検査項目はどれか。
1: トロポニンT
2: 乳酸脱水素酵素
3: 血清クレアチニン
4: アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ
ペニシリン投与によって呼吸困難となった患者への第一選択薬はどれか。
1: ジギタリス
2: テオフィリン
3: アドレナリン
4: 抗ヒスタミン薬
5: 副腎皮質ステロイド
貧血(anemia)の診断に用いられるのはどれか。
1: ヘモグロビン濃度
2: 収縮期血圧
3: 血糖値
4: 尿酸値