倫理原則の「正義」はどれか。
1: 約束を守る。
2: 害を回避する。
3: 自己決定を尊重する。
4: 公平な資源の配分を行う。
理解力に問題のない入院中の成人患者を対象にした看護研究を行うこととした。 倫理的配慮で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 研究参加の同意は後で撤回できることを患者に説明する。
2: 患者が自室に不在の場合、研究参加の同意は家族から得る。
3: 発表用のデータには患者の実名を記載する。
4: 個人情報が含まれた研究の書類は、施錠できる場所に保管する。
5: 研究が終了したとき、研究者の守秘義務は免除される。
患者の権利について適切なのはどれか。
1: 患者は入院中に無断で外泊できる。
2: 患者は治療後に治療費の金額を決定できる。
3: 患者はセカンドオピニオンを受けることができる。
4: 患者は自分と同じ疾患の患者の連絡先を入手できる。
日本の保健医療福祉について正しいのはどれか。
1: 憲法による生存権の保障が基本理念である。
2: ノーマライゼーションは疫学的理念である。
3: 保健医療福祉行政の事業内容は全国一律である。
4: 医療費の財源では国庫負担の占める割合が最も高い。
患者の権利について適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 患者は自分の医療情報を見ることができる。
2: 患者は一度同意した治療方針を拒否できない。
3: 患者はセカンドオピニオンを受けることができる。
4: 患者が病室に不在の場合は検査の同意を家族から得る。
5: 患者情報は患者と家族の同意なく保険会社に開示できる。
患者の情報の取扱いについて正しいのはどれか。
1: 看護師の守秘義務は医療法で規定されている。
2: 統計的に処理された情報から患者個人を特定できる。
3: 利用目的が明確であっても患者の情報の活用は制限される。
4: 転院先の病院と患者の情報を共有する場合は患者の同意が必要である。
医療提供の理念、病院・診療所等の医療を提供する場所、その管理のあり方を定めたのはどれか。
1: 医療法
2: 医師法
3: 健康保険法
4: 保健師助産師看護師法
国際看護師協会〈ICN〉による看護師の倫理綱領における看護師の基本的責任はどれか。
1: 疾病の回復
2: 医師の補助
3: 苦痛の緩和
4: 薬剤の投与
こころのバリアフリー宣言の目的で正しいのはどれか。
1: 身体障害者の人格の尊重
2: 高齢者の社会的な孤立の予防
3: 精神疾患に対する正しい理解の促進
4: 精神科に入院している患者の行動制限の最小化
医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療の担い手は、医療を提供するにあたり、適切な説明を行い、医療を受ける者の理解を得るよう努めなければならないことを定めているのはどれか。
1: 医療法
2: 健康保険法
3: 地域保健法
4: 個人情報の保護に関する法律
精神科病院に入院中の患者の法的処遇について正しいのはどれか。
1: 患者は退院を請求できる。
2: 看護師は面会を制限できる。
3: 保護者は外出の可否を判断できる。
4: 精神保健指定医は手紙の発信を制限できる。
公費医療と法の組合せで正しいのはどれか。
1: 未熟児の養育医療―医療法
2: 結核児童の療養給付―児童福祉法
3: 麻薬中毒者の措置入院―精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)
4: 定期予防接種による健康被害の救済措置―感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)
医療現場における暴力について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 精神科に特有のものである。
2: 病室環境は誘因にならない。
3: 目撃者は被害者に含まれない。
4: 暴力予防プログラムに合わせて対処する。
5: 発生を防止するためには組織的な体制の整備が重要である。