第106回午後第32問の類似問題

第108回午前:第11問

平成18年(2006年)の介護保険法改正で、地域住民の保健医療の向上および福祉の増進を支援することを目的として市町村に設置されたのはどれか。

1: 保健所

2: 市町村保健センター

3: 地域包括支援センター

4: 訪問看護ステーション

第108回午前:第75問

医療提供の理念、病院・診療所等の医療を提供する場所、その管理のあり方を定めたのはどれか。

1: 医療法

2: 医師法

3: 健康保険法

4: 保健師助産師看護師法

第105回午前:第10問

チーム医療で正しいのはどれか。

1: 国家資格を持つ者で構成される。

2: リーダーとなる職種を固定する。

3: 他施設との間で行うことはできない。

4: メンバー間で情報を共有して意思決定をする。

第105回午後:第60問

精神保健指定医を指定するのはどれか。

1: 保健所長

2: 都道府県知事

3: 厚生労働大臣

4: 精神保健福祉センター長

第103回午後:第75問

病院における医療安全管理体制で正しいのはどれか。

1: 特定機能病院の医療安全管理者は兼任でよい。

2: 医療安全管理のために必要な研修を 3年に 1度行う。

3: 医療安全管理のための指針を整備しなければならない。

4: 医薬品安全管理責任者の配置は義務づけられていない。

第104回午前:第68問

精神科病院に医療保護入院をしている患者から退院請求があった。入院継続の適否について判定するのはどれか。

1: 保健所

2: 地方裁判所

3: 精神医療審査会

4: 地方精神保健福祉審議会

Aさん(37歳、初産婦)、会社員。妊娠41週1日の午後11時に3,200gの女児を分娩した。妊娠や分娩の経過は順調であり、会陰切開術を受けた。分娩後2時間の子宮底の高さは臍下2横指、縫合部に異常はみられなかった。

第102回午後:第117問

産褥5日。Aさんは「出産前は、職場に復帰しようと思っていましたが、今は仕事と育児とを両立できるか心配です。いろいろな制度があるとは聞いていますが、どのようなことができるのでしょうか」と看護師に相談した。 Aさんへの説明で正しいのはどれか。

1: 「退院直後から、お子さんを保育所に預けることができます」

2: 「お子さんが満2歳になるまで育児休業をとれます」

3: 「職場でお乳を搾る時間を1日4回とれます」

4: 「夫が育児休業をとることもできます」

Aさん(32歳、男性)は、仕事上のストレスを抱えていた際に知人から誘われ、覚せい剤を常用するようになり逮捕された。保釈後、薬物依存症の治療を受けることができる精神科病院に入院し、治療プログラムに参加することになった。

第110回午後:第109問

入院時のAさんへの看護師の対応として適切なのはどれか。

1: 二度と使用しないと約束させる。

2: 回復が期待できる病気であることを伝える。

3: 使用をやめられなかったことに対する反省を促す。

4: 自分で薬物を断ち切る強い意志を持つように伝える。

Aさん(81歳、女性)は、1人暮らし。7年前から糖尿病(diabetes mellitus)、高血圧症(hypertension)、便秘症(constipation)で病院の内科に定期的に通院しており、近所に住む長女が時々様子を見に来ていた。本日、長女がAさん宅を訪ねたところ、Aさんは床に倒れて起き上がれなくなっていた。受診の結果、胸椎と腰椎の圧迫骨折(compression fracture)で病院に入院した。入院時、Aさんは病棟看護師に「朝食は食べていません。朝の薬を飲んだと思うが、はっきり覚えてません。家に帰ればわかります」と話した。病棟看護師が体のことで心配なことはあるかを問うと「この半年で体重が2kg減りました。最近は疲れやすく歩くのもゆっくりで、握力も弱くなり荷物を持つのがつらいです。このまま寝たきりになるのではないかと不安です」と話した。内科のカルテには1か月前の計測で身長150cm、体重41kgと記載されていた。入院時のバイタルサインは、体温36.6℃、呼吸数16/分、脈拍80/分、血圧144/88mmHg。血糖値114mg/dLで、軽度の皮膚湿潤があった。改訂長谷川式簡易知能評価スケールは29点であった。

第108回午前:第120問

Aさんは、入院中に要介護1と認定された。退院後は週2回の家事援助サービスを利用した。退院3か月後、Aさんは長女と病院の整形外科外来を受診した。長女は診察を待つ間、外来看護師に「母は最近、ご飯を食べたのに食べていない、と近所の人に言うので困っている。薬の飲み忘れも目立ってきた。どうしたらよいか」と話した。 外来看護師が長女に説明する内容で適切なのはどれか。

1: 「介護度の見直しについて、介護支援専門員に相談しましょう」

2: 「食べ物を目につく場所に置きましょう」

3: 「近所に出かけないよう説明しましょう」

4: 「入院した高齢者によくある症状です」

第104回午前:第9問

機能別看護方式の説明で正しいのはどれか。

1: 1 人の看護師が毎日異なる患者を受け持つ。

2: 内容別に分類した看護業務を複数の看護師が分担して実施する。

3: 1 人の看護師が 1 人の患者を入院から退院まで継続して受け持つ。

4: 患者をいくつかのグループに分け、各グループを専属の看護師チームが受け持つ。

第105回午前:第61問

精神保健法から精神保健及び精神障害者の福祉に関する法律への改正で行われたのはどれか。

1: 私宅監置の廃止

2: 任意入院の新設

3: 通院医療公費負担制度の導入

4: 精神障害者保健福祉手帳制度の創設

Aさん(22歳、女性 会社員)は、昼食後、自室に大量のお菓子とお酒を持ち込み、食べて飲んでいたところを母親に注意をされたことに腹を立て、母親の目の前でリストカットを始めた。慌てた母親は、父親とともにAさんを連れて救急外来に来院した。医師が傷の処置をしようとすると「死んでやる。触るな」と大声で騒ぎ暴れ始めたため、精神科病棟に緊急入院となった。

第109回午後:第109問

入院当日、Aさんに対する看護師の関わりで適切なのはどれか。

1: 短期間の入院となることを伝える。

2: 母親と関係修復をするように促す。

3: リストカットをしないように説得する。

4: Aさんの心身を心配していることを伝える。

第111回午後:第73問

機能別看護方式の説明で正しいのはどれか。

1: 勤務帯ごとに各看護師が担当する患者を決めて受け持つ。

2: 内容別に分類した看護業務を複数の看護師が分担して実施する。

3: 1人の看護師が1人の患者を入院から退院まで継続して受け持つ。

4: 患者を複数のグループに分け、各グループを専属の看護師チームが受け持つ。

Aさん(55歳、女性)は、昨年10月に腹痛と腹部膨満のため受診し、膵癌(pancreatic cancer)、腹膜播種と診断された。手術の適応はなく、化学療法を受けていた。今回、腹水貯留があり経口摂取量も減少したため入院した。排泄は自立しているが、臥床していることが多い。事務職員をしていたが、現在は休職中である。夫とは離婚し25歳の長女と2人で暮らしている。23歳の長男は結婚し、遠方で暮らしている。今回の入院時から積極的治療が困難であることは、Aさんと長女へ医師から説明され、Aさんは自宅での療養を希望している。長女は就労しているため、あまり来院していない。

第102回午後:第101問

退院後、介護支援専門員、訪問看護師、在宅療養の主治医および訪問介護事業所管理者がAさんの自宅に集まり、Aさんと長女が同席し、サービス担当者会議を開催した。Aさんは「おなかが張ってあまり食べられないけれど、家で過ごせるようになってうれしいです」と話した。 訪問看護師が、会議で発言する内容で優先度が高いのはどれか。

1: 処方内容

2: 腹部膨満へのケアの必要性

3: ヘルパーによる支援方法の提案

4: 予後を踏まえた療養期間の予測

第100回午後:第64問

介護老人福祉施設の説明で適切なのはどれか。

1: 入所は市町村の措置による。

2: 入所者数200につき3人の看護職員がいる。

3: 入所者数100につき1人の常勤の医師がいる。

4: 常時介護を必要とする65歳以上の人を対象とする。

第105回午前:第63問

訪問看護ステーションの管理・運営について正しいのはどれか。

1: 事務所を設置する必要はない。

2: 訪問看護の利用回数の調整は市町村が行う。

3: 利用者が希望すれば訪問看護の記録を開示する。

4: 利用者とのサービス契約後に重要事項を説明する。

第103回午前:第86問

患者の権利について適切なのはどれか。2つ選べ。

1: 患者は自分の医療情報を見ることができる。

2: 患者は一度同意した治療方針を拒否できない。

3: 患者はセカンドオピニオンを受けることができる。

4: 患者が病室に不在の場合は検査の同意を家族から得る。

5: 患者情報は患者と家族の同意なく保険会社に開示できる。

第105回午前:第35問

学校保健について正しいのはどれか。

1: 学校医は健康相談を実施する。

2: 校長は学校医を置くことができる。

3: 教育委員会は小学校入学1年前の児童に対して健康診断を実施する。

4: 学校医は感染症に罹患した児童生徒の出席を停止させることができる。

第110回午後:第70問

仙骨部に皮下組織に達する褥瘡がある患者が入院となった。患者は車椅子の利用を主治医に許可されている。  この患者に対する多職種で行う褥瘡ケアにおいて、受け持ち看護師が担う役割で適切なのはどれか。

1: 薬剤師に外用薬の処方を依頼する。

2: 事務職員に汚染ガーゼの廃棄を依頼する。

3: 介護職員にドレッシング材の選択を依頼する。

4: 理学療法士と車椅子乗車時の除圧方法を検討する。

Aさん(40歳、女性)は統合失調症(schizophrenia)で入院歴があり、退院後は共同生活援助(グループホーム)を利用していた。1週前から同じグループホームに住む女性と口論したり、夜中にグループホームから飛び出したりするようになったため、職員に付き添われて精神科病院を受診した。診察時は、Aさんは意味不明の言葉を発し、時々興奮したように大声で叫んだ。また、診察室から飛び出したり、衣服を脱いだりする行為も観察された。

第102回午前:第104問

診察の結果、Aさんは入院することになり、外来看護師に付き添われて閉鎖病棟に来た。病棟の入り口でドアを開けた看護師が優先的に行うのはどれか。

1: 持参した薬を確認する。

2: 病棟のホールに誘導する。

3: 他の病棟スタッフに協力を要請する。

4: 入院のオリエンテーションを実施する。