市町村保健センターの業務はどれか。
1: 専門的で広域的な健康課題への対応
2: 地域住民に密着した健康相談
3: 看護師免許申請の受理
4: 病気の治療
Aさん(22歳、女性 会社員)は、昼食後、自室に大量のお菓子とお酒を持ち込み、食べて飲んでいたところを母親に注意をされたことに腹を立て、母親の目の前でリストカットを始めた。慌てた母親は、父親とともにAさんを連れて救急外来に来院した。医師が傷の処置をしようとすると「死んでやる。触るな」と大声で騒ぎ暴れ始めたため、精神科病棟に緊急入院となった。
入院当日、Aさんに対する看護師の関わりで適切なのはどれか。
1: 短期間の入院となることを伝える。
2: 母親と関係修復をするように促す。
3: リストカットをしないように説得する。
4: Aさんの心身を心配していることを伝える。
地域連携クリニカルパスについて正しいのはどれか。
1: 診療報酬の評価の対象ではない。
2: 市町村を単位とした連携である。
3: 記載内容は医師の治療計画である。
4: 医療機関から在宅まで継続した医療を提供する。
慢性疾患をもつ成人の自己管理を促進する援助はどれか。
1: 行動の習慣化を促す。
2: 医療者が患者の目標を設定する。
3: 結果を優先して評価することを促す。
4: うまくいかない行動に目を向けるよう促す。
介護保険法に基づき訪問看護を行うことができる職種はどれか。
1: 医師
2: 薬剤師
3: 理学療法士
4: 介護福祉士
医療提供の理念、病院・診療所等の医療を提供する場所、その管理のあり方を定めたのはどれか。
1: 医療法
2: 医師法
3: 健康保険法
4: 保健師助産師看護師法
終末期の癌患者の在宅ケアで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 家族の悲嘆のケアも含まれる。
2: 訪問看護は介護保険の適用である。
3: 夜間・休日を含めた連絡体制を整える。
4: ADLが自立している患者は対象とならない。
5: 主治医は在宅療養支援診療所の医師に限られる。
Aさん(82歳、男性)。長男夫婦との3人暮らし。4年前に認知症(dementia)と診断された。Barthel〈バーセル〉インデックスは100点、Mini Mental State Examination〈MMSE〉は18点。環境の変化で落ち着きがなくなることがある。日頃は温泉旅行やカラオケを楽しんでいる。右外果にできた創傷から右下腿の腫脹と疼痛が出現したため病院を受診したところ、蜂窩織炎(cellulitis)と診断されて入院した。入院翌日、右下腿の腫脹と疼痛は続いている。担当看護師は、認知症(dementia)の行動・心理症状〈BPSD〉を最小限にするための看護を計画することとした。
担当看護師が計画するAさんへの看護で適切でないのはどれか。
1: 右下腿を足浴する。
2: 右下腿を挙上する。
3: 温泉旅行の話をする。
4: Aさんが好きな歌を歌う機会をつくる。
保健師助産師看護師法で規定されている看護師の義務はどれか。
1: 応招義務
2: 守秘義務
3: 処方箋交付の義務
4: セカンドオピニオン提供の義務