第102回午後第33問の類似問題

第111回午後:第35問

構音障害がある成人患者への対応で適切なのはどれか。

1: 手話で説明する。

2: 筆談を提案する。

3: 耳元で話しかける。

4: 不明瞭な言語は繰り返し聞き直す。

第105回午前:第38問

患者の状態と看護師のコミュニケーションの方法との組合せで正しいのはどれか。

1: 構音障害 ──── 発音を促す

2: 聴力障害 ──── 後方から声をかける

3: 認知症(dementia) ─── 患者のペースに合わせて話す

4: 失語 ──── 言葉の誤りを繰り返し訂正する

第106回午前:第57問

Aさん(85歳、女性)は、両側の感音難聴(sensorineural deafness)で「音は聞こえるけれど、話の内容が聞き取れないので困っています」と話した。 Aさんに対する看護師の対応で適切なのはどれか。

1: 大きな声で話す。

2: 話の内容をより詳しく説明する。

3: Aさんが文字盤を使えるようにする。

4: 看護師の口の動きが見えるように話す。

第108回午後:第87問

感覚性失語のある成人患者とのコミュニケーションで適切なのはどれか。2つ選べ。

1: 短文で話しかける。

2: 身振りを加えて話す。

3: 多くの話題を提供する。

4: 耳元に近づき大きな声で話す。

5: open-ended questionr(開かれた質問)を用いる。

第103回午前:第56問

Aさん(75歳、男性)は、1人で暮らしている。Aさんは、耳鳴が気になり耳鼻科を受診したところ、老人性難聴と診断された。 Aさんは、医師から補聴器の使用を勧められたが「どうせ 1人で誰とも話さないから必要ない。生活していて不便なことはない」と言う。 Aさんへの説明として適切なのはどれか。

1: 「難聴は治りますよ」

2: 「文字盤を利用しましょう」

3: 「一度補聴器を試してみましょう」

4: 「聞こえないとますます孤立しますよ」

第104回午後:第18問

患者とのコミュニケーションで適切なのはどれか。

1: 専門用語を用いて説明する。

2: 視線を合わせずに会話をする。

3: 沈黙が生じたら会話を終える。

4: 患者の非言語的な表現を活用する。

第110回午後:第49問

認知症高齢者とのコミュニケーションで適切なのはどれか。

1: 説得するように話す。

2: 作話があっても話を聞く。

3: 一度に多くの情報を伝える。

4: 同じ内容を繰り返している場合は会話を終了する。

第100回午前:第3問

インフォームドコンセントの説明で正しいのはどれか。

1: 病歴を個室で聴取すること

2: 処置の優先順位を判断すること

3: 説明をしたうえで同意を得ること

4: 障害者と健常者の区分をしないこと

第109回午後:第19問

患者とのコミュニケーションで適切なのはどれか。

1: 否定的感情の表出を受けとめる。

2: 沈黙が生じた直後に会話を終える。

3: 看護師が伝えたいことに重点をおく。

4: 患者の表情よりも言語による表現を重視する。

第101回午前:第38問

Broca〈ブローカ〉失語のある患者とのコミュニケーション方法で適切なのはどれか。

1: 五十音表を使う。

2: 患者の言い間違いは言い直すよう促す。

3: 言葉で話しかけるよりもイラストを見せる。

4: 「はい」、「いいえ」で答えられる質問をする。

Aさん(74歳、男性)は、強い下腹部痛のため救急車で搬入された。Aさんは顔面蒼白で、冷汗をかき、腹部を押さえている。一緒に来た妻は、「夫はいつも尿が出にくい。夜は、3回はトイレに行くのに、昨夜は行かなかった。今朝もポタポタとしか出なかった。便秘はしていない」と話した。Aさんは4年前に脳梗塞(cerebral infarction)になり、重い構音障害があるが理解力に問題はなく、身の回りのことは全部自分でできている。搬入時のAさんは、看護師と視線を合わせることができ、問いかけにはうなずきで答えている。

第100回午後:第101問

処置を終えたAさんは、治療のため入院した。 Aさんとコミュニケーションをとるうえで適切なのはどれか。2つ選べ。

1: 筆談用の文房具を準備する。

2: 理解を助ける絵カードを準備する。

3: 構音の間違いを直して練習させる。

4: 補聴器や眼鏡の使用状況を妻に確認する。

5: 問いかけはopen-ended question〈開かれた質問〉にする。

第100回午前:第15問

患者とのコミュニケーションで適切なのはどれか。

1: 否定的感情の表出を受けとめる。

2: 正確に伝えるために専門用語を多く使う。

3: 会話の量と信頼関係の深まりとは比例する。

4: 患者の表情よりも言語による表現を重視する。

Aさん(42歳、男性)は、統合失調症(schizophrenia)で入院中だが、3ヶ月の治療で症状が改善したため、退院することになった。Aさんは、統合失調症(schizophrenia)で数回の入院経験があるが、前回の退院後に拒薬がみられたため、今回は2週間に1回の訪問看護が計画されている。Aさんはアパートで1人で暮らしている。身体的な疾患はない。

第100回午後:第91問

退院後、看護師がAさんを訪ねると、Aさんは耳栓をしていた。アパートは静かな住宅地にあり、看護師には特に騒音は聞こえない。看護師が「どうしましたか」と尋ねると、Aさんは「大勢の人が大声でしゃべるからうるさくてしょうがないんだよ」と言う。 看護師の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。

1: 「本当にうるさいですね」

2: 「お薬は飲んでいますか」

3: 「そんな声は気のせいですよ」

4: 「苦情をいったらどうですか」

5: 「どんなことが聞こえますか」

第108回午前:第56問

軽度の老人性難聴(presbyacusis)の特徴はどれか。

1: ゆっくり話すと聞き取りにくい。

2: 母音よりも子音が聞き分けにくい。

3: 高音よりも低音が聞き取りにくい。

4: イントネーションが理解しにくい。

第108回午前:第53問

高齢者に対する生活史の聴き方で適切なのはどれか。

1: 認知機能の評価尺度を用いる。

2: 事実と異なる聴取内容を訂正する。

3: 話を聴く前に文書による同意を得る。

4: 高齢者が話しやすい時代の思い出から聴く。

第108回午後:第50問

認知症高齢者との対話で適切なのはどれか。

1: 表情を見せながら話す。

2: 高齢者の横から話しかける。

3: 会話の内容を記憶しているか確認する。

4: 言葉が出てこない時は思い出すまで待ち続ける。