第111回午後第24問の類似問題

Aさん(85歳、男性)は、5年前に発症した右脳梗塞の後遺症(cerebral infarction)のため、左半身麻痺がある。現在、療養病床に入院中である。右膝関節の軽度拘縮のため、ベッド上で過ごすことが多く、自力で体位変換をすることができない。全身の発汗が多く、便失禁と尿失禁とがあり、1日5回以上のオムツ交換を行っている。仙骨部に褥瘡を認め、創底の直径は5cm、創面は黄色、皮下脂肪組織までの欠損がある。毎日1回の褥瘡処置を行っている。現在のAさんは身長162cm、体重48kgである。

第102回午後:第109問

Aさんの褥瘡の深達度はどれか。

1: ステージⅠ

2: ステージⅡ

3: ステージⅢ

4: ステージⅣ

第100回午後:第44問

皮膚全層に潰瘍ができ皮下脂肪組織に達する深さの褥瘡は、米国褥瘡諮問委員会(NPUAP)の分類法はどれか。

1: ステージⅠ

2: ステージⅡ

3: ステージⅢ

4: ステージⅣ

Aさん(71歳、女性)は、要介護1で、ベッドからの立ち上がりや入浴などに一部介助を必要とするが、歩行器で室内を移動できる。失禁することがあるため失禁用のパッドを装着している。Aさんは介護老人保健施設の短期入所〈ショートステイ〉を利 用している。入所した日の夕方から、水様便と嘔吐とがみられ、感染性胃腸炎(infectious gastroenteritis)が疑われてトイレ付きの個室に移動した。

第106回午前:第99問

発症から2日目の午後、Aさんの仙骨部に直径2cm程度のステージⅠの褥瘡が出現した。嘔吐は消失したが下痢が続き、2〜5時間ごとにトイレを使用している。 この時点の褥瘡に対する看護で最も優先されるのはどれか。

1: 壊死組織の除去

2: エアマットレスの使用

3: 撥水性の高いクリームの塗布

4: 亜鉛入りの栄養補助食品の摂取

第107回午後:第24問

褥瘡の皮膚症状はどれか。

1: 乾燥

2: 水疱

3: 白斑

4: 発疹

第104回午前:第48問

鮮紅色の底面をした水疱を形成し、痛みが強い熱傷創の回復に要する期間はどれか。

1: 2 〜 3 日

2: 1 〜 2 週

3: 3 〜 4 週

4: 2 〜 3 か月

Aさん(85歳、男性)は、5年前に発症した右脳梗塞の後遺症(cerebral infarction)のため、左半身麻痺がある。現在、療養病床に入院中である。右膝関節の軽度拘縮のため、ベッド上で過ごすことが多く、自力で体位変換をすることができない。全身の発汗が多く、便失禁と尿失禁とがあり、1日5回以上のオムツ交換を行っている。仙骨部に褥瘡を認め、創底の直径は5cm、創面は黄色、皮下脂肪組織までの欠損がある。毎日1回の褥瘡処置を行っている。現在のAさんは身長162cm、体重48kgである。

第102回午後:第110問

2週後、Aさんの褥瘡は創面に肉芽組織と軟らかい壊死組織があり、周囲に新しい直径5mmの水疱ができていた。 このときのケア方法として適切なのはどれか。

1: 水疱はつぶす。

2: 壊死組織は取り除かない。

3: 微温湯で創面を洗浄する。

4: 洗浄後は創面を乾燥させる。