正期産の定義はどれか。
1: 妊娠36週0日から40週6日
2: 妊娠37週0日から41週6日
3: 妊娠38週0日から42週6日
4: 妊娠39週0日から43週6日
Aさん(30歳、初産婦)はX年2月5日に妊婦健康診査のために来院した。X年2月のカレンダーにAさんの受診日と分娩予定日を示す。
看護師は、医師からAさんの母子健康手帳に受診時の妊娠週数と日数を記入するよう依頼された。 Aさんの受診時の妊娠週数および日数で正しいのはどれか。
1: 妊娠35週5日
2: 妊娠35週6日
3: 妊娠36週5日
4: 妊娠36週6日
正常に経過している妊娠36週の妊婦が、次に妊婦健康診査を受診する時期として推奨されるのはどれか。
1: 4週後
2: 3週後
3: 2週後
4: 1週後
胎児と胎児付属物について正しいのはどれか。2つ選べ
1: 妊娠 4週では、 Doppler〈ドプラ〉法で胎児心音が聴取できる。
2: 妊娠 12週では、胎盤が完成している。
3: 妊娠 24週では、胎児の呼吸様運動がみられる。
4: 妊娠 26週では、胎児の胎位は固定している。
5: 妊娠 36週では、肺胞内に十分な肺表面活性物質が分泌されている。
日本の周産期の死亡に関する記述で正しいのはどれか。
1: 新生児死亡は生後1週未満の死亡をいう。
2: 死産は妊娠満12週以後の死児の出産をいう。
3: 妊産婦死亡は妊娠中又は妊娠終了後満28日未満の女性の死亡をいう。
4: 令和元年(2019年)の人口動態統計では自然死産数が人工死産数よりも多い。
Aさん(32歳、初産婦)は前置胎盤placenta previaのため妊娠37週0日の午前10時から帝王切開術を受ける予定である。 手術前日の看護師の対応で適切なのはどれか。
1: 浣腸を行う。
2: 夕食が禁食となっているか確認する。
3: 輸血の準備ができているか確認する。
4: 下肢に間欠的空気圧迫装置を装着する。
妊娠 24週の妊婦健康診査で経過は順調であると診断された妊婦が、次回に受診する時期として適切なのはどれか。
1: 1週後
2: 2週後
3: 3週後
4: 4週後
Aさんは妊娠37週0日に骨盤位のため予定帝王切開術となった。術後の経過は母児ともに順調である。Aさんへの看護として適切なのはどれか。
1: 手術室で出生児と対面する。
2: 2日に初回歩行をする。
3: 3日に初回授乳をする。
4: 4日以降に弾性ストッキングを履く。
妊娠の成立について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: プロラクチンの急増によって排卵が促される。
2: 排卵後、卵子が受精能を有するのは通常24時間である。
3: 射精後、精子が受精能を有するのは通常80時間である。
4: 着床は受精後7日前後である。
5: 受精後、プロゲステロンの分泌がなくなる。
妊娠の成立の機序で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 原始卵胞から卵子が排出される。
2: 排卵後の卵子は卵管采によって卵管に取り込まれる。
3: 受精は精子と卵子との融合である。
4: 受精卵は子宮内で2細胞期になる。
5: 着床は排卵後3日目に起こる。