Aさん(37歳、女性)は、月経異常で病院を受診し、糖尿病(diabetes mellitus)および高血圧症(hypertension)と診断された。また、満月様顔貌や中心性肥満の身体所見がみられたため検査が行われ、ホルモン分泌異常と診断された。 原因となるホルモンを分泌している臓器はどれか。
1: 副甲状腺
2: 甲状腺
3: 副腎
4: 卵巣
糖質コルチコイドの分泌が長期に過剰となった状態の身体所見で正しいのはどれか。
1: 眼球突出
2: 甲状腺腫大
3: 頻脈
4: 満月様顔貌
下垂体腺腫(pituitary adenoma)について正しいのはどれか。
1: 褐色細胞腫(pheochromocytoma)が最も多い。
2: トルコ鞍の狭小化を認める。
3: 典型的な視野障害として同名半盲がある。
4: 代表的な外科治療として経鼻的な経蝶形骨洞法による下垂体切除術がある。
低体温が起こるのはどれか。
1: 尿崩症 (diabetes insipidus)
2: 褐色細胞腫 (pheochromocytoma)
3: 甲状腺機能低下症 (hypothyroidism)
4: Cushing〈クッシング〉症候群 (Cushing syndrome)
血液中のカルシウムイオン濃度が低下した際に、ホルモン分泌量が増加するのはどれか。
1: 膵島
2: 甲状腺
3: 下垂体
4: 副腎皮質
5: 副甲状腺
脾機能亢進症(hypersplenism)でみられる所見はどれか。
1: 貧血
2: 低血糖
3: 発汗過多
4: 血小板数の増加
5: 低カリウム血症