精神保健指定医を指定するのはどれか。
1: 保健所長
2: 都道府県知事
3: 厚生労働大臣
4: 精神保健福祉センター長
医療機関に勤務する看護師のうち、特殊健康診断の対象となるのはどれか。
1: 内視鏡室で勤務する看護師
2: 精神科病棟で勤務する看護師
3: 血管造影室で勤務する看護師
4: 一般病棟で勤務する夜勤専従の看護師
保健師助産師看護師法で規定されている看護師の義務はどれか。
1: 看護研究
2: 記録の保存
3: 秘密の保持
4: 関係機関との連携
看護師の人員配置基準について定めた法律はどれか。
1: 医療法
2: 労働基準法
3: 保健師助産師看護師法
4: 看護師等の人材確保の促進に関する法律
看護師が行う患者のアドボカシーで最も適切なのはどれか。
1: 多職種と情報を共有する。
2: 患者の意見を代弁する。
3: 患者に害を与えない。
4: 医師に指示を聞く。
食の支援に関わる職種とその役割の組合せで適切なのはどれか。
1: 歯科衛生士 ─ 義歯の作成
2: 管理栄養士 ─ 経腸栄養の処方
3: 言語聴覚士 ─ 嚥下機能の評価
4: 薬剤師 ─ 摂食行動の評価
訪問看護サービスの提供の仕組みで正しいのはどれか。
1: 主治医の意見書が必要である。
2: 計画外の緊急訪問の費用は徴収できない。
3: サービスの導入の決定は訪問看護師が行う。
4: 主治医の特別指示書による訪問看護は医療保険サービスとして提供する。
Aさん(50歳、男性)は、23歳で統合失調症(schizophrenia)を発症し、精神科病院へ5回入院したことがある。1年前に、被害妄想が原因で隣人に暴力を振るい措置入院となった。入院後2か月で自傷他害の恐れは消失し、医療保護入院へ切り替えられたが、幻覚や妄想があり家族へ1日に何回も電話をかけていた。その後は家族へ電話をかける回数が減り、病棟での生活も安定してきた。幻聴は続いているが、自分の身の回りのことは自分で行えるようになった。作業療法も継続して参加できていることから、退院を検討することになった。
Aさんの退院については、アパートでの単身生活か、共同生活援助〈グループホーム〉での生活を目指すことになった。 Aさんの精神科リハビリテーションを進めるにあたり、病棟看護師が連携する職種で最も優先度が高いのはどれか。
1: 退院後生活環境相談員
2: 理学療法士
3: 介護福祉士
4: 栄養士
看護師の関わりで最も適切なのはどれか。
1: 看護師の判断で訪問時間を延長する。
2: 療養者のライフスタイルを尊重する。
3: 1 人暮らしの療養者では家族のことは考慮しない。
4: 訪問時間以外での療養者との個人的な付き合いを大切にする。
社会福祉士及び介護福祉士法に基づき、介護福祉士が一定の条件を満たす場合に行うことができる医療行為はどれか。
1: 摘便
2: 創処置
3: 血糖測定
4: 喀痰吸引
5: インスリン注射
医師の指示を受けて看護師が行うことのできる業務はどれか。
1: 薬剤の処方
2: 死亡の判定
3: 静脈内注射
4: 診断書の交付
Aさん(55歳、女性)は、昨年10月に腹痛と腹部膨満のため受診し、膵癌(pancreatic cancer)、腹膜播種と診断された。手術の適応はなく、化学療法を受けていた。今回、腹水貯留があり経口摂取量も減少したため入院した。排泄は自立しているが、臥床していることが多い。事務職員をしていたが、現在は休職中である。夫とは離婚し25歳の長女と2人で暮らしている。23歳の長男は結婚し、遠方で暮らしている。今回の入院時から積極的治療が困難であることは、Aさんと長女へ医師から説明され、Aさんは自宅での療養を希望している。長女は就労しているため、あまり来院していない。
退院調整看護師から、訪問看護ステーションにAさんの情報提供と訪問看護の依頼が入った。 訪問看護師は、在宅療養ができるかを確認するため来院した。訪問看護師が、Aさんと会う前に退院調整看護師に確認すべき情報で優先度が高いのはどれか。
1: 自宅環境
2: 治療経過
3: 食事の摂取状況
4: 長女の在宅療養への意向
保健師助産師看護師法で規定されている看護師の義務はどれか。
1: 研究をする。
2: 看護記録を保存する。
3: 看護師自身の健康の保持増進を図る。
4: 業務上知り得た人の秘密を漏らさない。
チーム医療で正しいのはどれか。
1: 国家資格を持つ者で構成される。
2: リーダーとなる職種を固定する。
3: 他施設との間で行うことはできない。
4: メンバー間で情報を共有して意思決定をする。
要介護者に対し看護、医学的管理の下において必要な医療や日常生活上の世話を行う施設はどれか。
1: 授産施設
2: 保健センター
3: 介護老人保健施設
4: 特別養護老人ホーム
Aさん(35歳、女性)は、右肋骨の骨折で 2日前に整形外科病棟に入院した。上半身に多数の内出血のあとがあり、受け持ち看護師が Aさんに話を聞いた。Aさんは、夫は機嫌が悪いと暴力を振るい、時には投げ飛ばすこともあり、今回も夫に殴られて骨折したと話した。Aさんは、毎日面会に来る夫に非常におびえており「今話したことは夫には絶対に言わないでほしい。骨折の処置だけしてください」と言う。 Aさんは専業主婦で夫と 2人で暮らしており、近くに親類や知り合いはいない。
Aさんの今後の治療に向けて、病院内でチームを編成することになった。チームに組み入れる専門職で優先度が高いのはどれか。
1: 栄養士
2: 理学療法士
3: 作業療法士
4: 心理専門職
保健師助産師看護師法で規定されている看護師の義務はどれか。
1: 応招義務
2: 守秘義務
3: 処方箋交付の義務
4: セカンドオピニオン提供の義務
医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療の担い手は、医療を提供するにあたり、適切な説明を行い、医療を受ける者の理解を得るよう努めなければならないことを定めているのはどれか。
1: 医療法
2: 健康保険法
3: 地域保健法
4: 個人情報の保護に関する法律
在宅療養者に初回訪問を行う際の訪問看護師の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 療養者と契約書を取り交わす。
2: 緊急時の連絡方法を確認する。
3: 初回訪問前の情報収集は行わない。
4: 病院で指導された介護方法は変更しない。
5: 初回訪問日は療養者に医療的な問題が起きてから決める。