第107回午前第28問の類似問題

第111回午前:第82問

急性大動脈解離acute aortic dissectionにおいて緊急手術を行うかどうかの観点で用いる分類はどれか。

1: NYHA分類

2: スタンフォード分類

3: Killip〈キリップ〉分類

4: DeBakey〈ドベーキー〉分類

5: Forrester〈フォレスター〉分類

第108回午後:第41問

Aさん(48歳、男性)は、仕事中に生じた胸部と右肩の違和感を主訴に来院した。バイタルサインは安定しているが、スタンフォード分類B型の急性大動脈解離(acute aortic dissection)と診断され、医師から手術を勧められた。 治療の選択で迷っている様子のAさんへの対応で適切なのはどれか。

1: 「医師からの治療のリスクや合併症の説明で、不明な点はありますか」

2: 「手術を受けるか受けないか、すぐに決めたほうがよいです」

3: 「医師の判断に任せるのが一番よいと思います」

4: 「緊急度が高いので、話はあとにしましょう」

第111回午前:第43問

解離性大動脈瘤dissecting aortic aneurysmの破裂直後に出血性ショックhemorrhagic shockとなった患者の症状として正しいのはどれか。

1: 黄疸

2: 浮腫

3: 顔面紅潮

4: 呼吸不全

第110回午前:第76問

後天性の大動脈弁狭窄症aortic stenosisについて正しいのはどれか。

1: 二尖弁が多い。

2: 弁尖の石灰化による。

3: 左室壁は徐々に薄くなる。

4: 拡張期に心雑音を聴取する。

5: 心筋の酸素需要は減少する。

Aさん(60歳、男性)は、自宅近くを散歩中に突然の胸痛が出現し、救急車を要請した。救急隊到着時のバイタルサインは、呼吸数28/分、脈拍100/分、血圧80/40mmHgであった。冷汗が著明で、前胸部から左肩にかけての激痛を訴えていた。問診で狭心症(angina pectoris)の既往歴があることが分かった。入院時の検査で急性心筋梗塞(acute myocardial infarction)と診断された。

第106回午後:第118問

緊急心臓カテーテル検査で左冠動脈起始部に90%の閉塞を認め、緊急冠動脈バイパス術が行われた。術後5日、集中治療室から一般病棟に転棟した。Aさんは「手術も無事終わって命が助かった。リハビリテーションが大切と聞いたので、頑張って廊下を歩きますよ」と看護師に話した。術後のADL拡大は順調に進み、Aさんは病棟内での200mの歩行が許可されている。胸部症状の出現や心電図の変化は認めない。 Aさんへの心臓リハビリテーションについて適切なのはどれか。

1: 息苦しさが出現したら中止する。

2: 気分の良いときに階段昇降を勧める。

3: 衣服の着脱は家族に介助してもらう。

4: レジスタンストレーニングを中心に行う。