第105回午後第111問の類似問題

第100回午前:第44問

麻薬の取り扱いで正しいのはどれか。

1: 看護師は麻薬施用者免許の申請ができる。

2: 病棟での麻薬の保管は劇薬と同一の扱いにする。

3: 使用後、アンプルに残った薬液は病棟で破棄する。

4: 麻薬を紛失したら、麻薬管理者は都道府県知事に届け出る。

第111回午後:第71問

Aさん(68歳、男性)は妻(68歳)と2人暮らし。膀胱癌bladder cancerで尿路ストーマを造設している。A さんはストーマ装具の交換に慣れてきたため、妻と帰りで近くの温泉地を旅行する計画を立てており、外来看護師に助言を求めた。  外来看護師がAさんに助言する内容で適切なのはどれか。

1: 装具の交換に必要な物品一式を2回分持参する。

2: 旅行中の水分摂取は1日1,000mL以内に控える。

3: 他の入浴客がいなければ装具を外して入浴できる。

4: オストメイト対応のトイレがなければ旅行先を変更する。

第104回午後:第89問

A さん(72 歳、女性)は、 1 人で暮らしており、要介護 1 で訪問看護を利用している。昨日の訪問時、看護師は高級な羽毛布団を見かけ、A さんに尋ねると購入の覚えがないと話した。別居している長男は、週 1 回電話で A さんの様子を確認している。看護師の対応として適切なのはどれか。 2 つ選べ。

1: 長男への連絡

2: 羽毛布団の返品

3: 成年後見人の選任

4: 近隣住民への聞き取り

5: A さんの判断能力の評価

Aさん(28歳、女性、会社員)は、結婚後1年で夫と2人で暮らしている。仕事上の役割も増えている。次回月経予定日を2週過ぎても月経がみられないため、勤務先近くの産婦人科クリニックを受診した。月経周期は28日型で、最終月経は3月2日から4日間であった。診察の結果、妊娠と診断された。

第105回午後:第107問

Aさんは医師から妊娠していると説明を受けた。Aさんは看護師に「初めての妊娠でうれしい。でも、任されている大きなプロジェクトが続けられなくなるため悲しくて、妊娠しなければよかったと思います」と話す。 この時期のAさんの心理状態で最も適切なのはどれか。

1: 錯乱状態である。

2: 他罰的な感情がある。

3: マタニティブルーズである。

4: アンビバレント<両価的>な感情がある。

Aさん(54歳、女性)は、10年前に2型糖尿病(type2 diabetes mellitus)と診断され、外来受診を続けていた。今回血糖コントロールが不良となり、精密検査とインスリン治療を検討するために入院した。身長154cm、体重45kg、HbA1c9.0%。早朝空腹時血糖値178mg/dl、食事摂取の指示エネルギー量は1,400kcal/日である。

第102回午後:第96問

入院後2週、Aさんは血糖コントロールが改善してきたため、退院予定となった。退院後も毎食前に超速効型インスリンを使用する予定である。Aさんが「家で低血糖にならないか心配」と話したので、退院前に外泊を行って血糖値の変化を確認することにした。 外泊中の家での生活、血糖値および摂取エネルギーを表に示す。 Aさんの低血糖予防として適切なのはどれか。

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1: 朝食前に飴(あめ)をなめる。

2: 掃除を2日に1回とする。

3: 午前11時ころに補食を摂(と)る。

4: 夕食前の買い物は自転車で行く。

第109回午後:第46問

施設において、患者の入院から退院までの看護を1人の看護師が継続して責任をもつことを重視した看護体制はどれか。

1: 機能別看護方式

2: 患者受け持ち方式

3: チームナーシングシステム

4: プライマリナーシングシステム

Aさん(32歳、女性)は、営業で外出の多い業務を担当している。1か月前から発熱、倦怠感、関節痛および顔面の紅斑が出現し、近くの医療機関を受診したところ全身性エリテマトーデス〈SLE〉(systemic lupus erythematosus)と診断され治療目的で入院した。入院時所見は身長160cm、体重55kg。血圧142/80mmHg。血液検査データは、白血球4,400/μL、血小板17.5万/μL、Hb12.5g/dL、クレアチニン2.5mg/dL、抗核抗体は陽性であった。

第106回午後:第120問

Aさんはプレドニゾロン60mg/日のステロイド治療が開始となった。 Aさんへの説明で適切なのはどれか。

1: 「食事の制限はありません」

2: 「倦怠感が強いときは薬の中止を検討します」

3: 「薬の影響で気分が大きく変動するかもしれません」

4: 「職場復帰に備えて天気の良い日は散歩しましょう」

5: 「治療で病状が改善すると抗核抗体が陰性になります」

A市に住むBさん(40歳、経産婦)は、妊娠20週0日である。夫(42歳、会社員)、長女のCちゃん(5歳)の3人暮らし。朝食を終えた午前8時、大規模災害が発生し、夫は倒壊した家屋に両下肢が挟まれ身動きがとれなくなった。一緒にいたBさんとCちゃんは無事だったが、慌てるBさんのそばでCちゃんは泣きながら座りこんでいた。午前10時、夫は救助隊に救出されたが、下肢の感覚はなくなっていた。 病院に搬送された夫は、その日のうちに入院となった。

第110回午前:第120問

Bさんに異常は認められなかったが、Cちゃんも不安な表情でB さんの傍にいる姿をみて、看護師はBさんとCちゃんは福祉避難所への移動が必要ではないかと考えた。  福祉避難所への移動のために看護師が連携する者で適切なのはどれか。

1: 精神科医

2: 民生委員

3: A市の保健師

4: ボランティアの保育士

第105回午後:第8問

医療法には「診療所とは、患者を入院させるための施設を有しないもの又は[  ]人以下の患者を入院させるための施設を有するもの」と定められている。[  ]に入るのはどれか。

1: 16

2: 17

3: 18

4: 19

第111回午前:第48問

Aさん(32歳、男性)は慢性副鼻腔炎と診断され経過観察をしていたが、症状が改善せず手術を受けることになった。  Aさんへの術後の生活についての説明で適切なのはどれか。

1: 咽頭にたまった分泌物は飲み込んでも良い。

2: 物が二重に見えるときは看護師に伝える。

3: 手術当日から入浴が可能である。

4: 臥床時は頭部を低く保つ。

Aさん(58歳、女性)は、 3年前に慢性閉塞性肺疾患(chronicobstructive pulmonary disease)と診断された。3日前に38 .0℃の発熱があった。市販の総合感冒薬を内服して様子をみていたが、昨晩から黄色痰がみられ、息苦しさが増強した。外来を受診したところ肺炎(pneumonia)と診断され、入院した。入院時の状態は、体温 38.2 ℃、呼吸数28 /分、脈拍 92/分、血圧 138/72mmHg。

第101回午前:第98問

1週後、Aさんは肺炎(pneumonia)が改善し、酸素吸入(1l/分)を行っている。病棟内での歩行が許可されたが、Aさんは歩くとすぐ息切れがすると言ってベッド上で過ごすことが多い。 Aさんへの指導で適切なのはどれか。

1: 「肩呼吸の練習をしてみましょう」

2: 「歩いた後に水分補給をしてください」

3: 「安静時に酸素の量を増やして回復を待ちましょう」

4: 「息切れがあるときに血液の酸素飽和度を測定してみましょう」

Aさん(30歳、初妊婦)は、夫( 32歳、会社員)と2人暮らし。身長は160cm、非妊時体重60kg である。妊娠8週の妊婦健康診査を受診し順調な経過と診断された。嘔吐はないが、時々嘔気があると訴え、対処法について質問があった。

第110回午前:第108問

Aさんは、妊娠34週4日の妊婦健康診査を受けた。Aさんの母は祖母の介護をしており、産後の支援を期待できない。妊婦健康診査後、「産後は夫と2人で子育てをしていきます。子育てのために何か利用できる制度はありますか」と相談があった。  産後、Aさんの夫が適用となる制度はどれか。

1: 育児休業

2: 育児時間

3: 休日労働の制限

4: 勤務時間の変更

第106回午後:第47問

高齢者施設に入所中のAさん(78歳、女性)は、長期間寝たきり状態で、便秘傾向のため下剤を内服している。下腹部痛と便意を訴えるが3日以上排便がなく、浣腸を行うと短く硬い便塊の後に、多量の軟便が排泄されることが数回続いている。既往歴に、消化管の疾患や痔(hemorrhoid)はない。 Aさんの今後の排便に対する看護として最も適切なのはどれか。

1: 直腸の便塊の有無を確認する。

2: 止痢薬の処方を医師に依頼する。

3: 1日の水分摂取量を800mL程度とする。

4: 食物繊維の少ない食事への変更を提案する。

第102回午後:第57問

Aさんは、要介護2で在宅療養をしている。仙骨部に2cm×3cmの水疱を形成した。この1週間、臥床していることが多くなり、食事摂取量も減ってきている。 訪問看護師がAさんの家族に行う提案として適切なのはどれか。

1: 体圧分散マットの使用

2: 膀胱留置カテーテルの留置

3: 夜間の2時間ごとの体位変換

4: 訪問介護への褥瘡処置の依頼

Aさん(88歳、男性)は、脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症で、要介護5の認定を受けている。Aさんは意思を明確に表出できない。63歳の娘が介護を行っている。娘が食事形態を工夫して摂食の援助を行ってきたが、これまでにAさんは2回の誤嚥性肺炎(aspiration pneumonia)を起こしている。今回、3回目の誤嚥性肺炎(aspiration pneumonia)で入院し、低栄養状態を改善するための栄養管理方法の1つとして、医師が娘に胃瘻の造設を提案した。

第101回午前:第93問

Aさんは、娘が作るお粥や野菜・肉類のペーストをほとんど摂取しなくなってきた。「父は果物が好きだったから、おいしい手作りジュースを飲ませたいのです」と、訪問看護師に相談があった。 娘に対する助言で適切なのはどれか。

1: 「ジュースにとろみをつけてみましょう」

2: 「ジュースなら買ってきた方が簡単ですよ」

3: 「ジュースばかりでは再入院の可能性が高くなります」

4: 「お粥や野菜も果物と一緒にジュースに混ぜてはいかがでしょう」

Aさん(28歳、女性)は、サーフィンが趣味で休日は海岸にいることが多い。Aさんは数ヶ月前から前胸部や腕に皮疹がみられ、日焼け後の疲労も強くなり、先月からサーフィンに行くことができなくなっていた。また数週間前から関節痛、微熱、倦怠感があり、2日前から39度台の発熱が続いたため受診した。血液検査等の結果、全身性エリテマトーデス〈SLE〉(systemic lupus erythematousus)を疑われ、緊急入院になった。

第100回午前:第102問

Aさんの病状が進行したため、メチルプレドニゾロンによるパルス療法が開始された。 Aさんのパスル療法による副作用への看護師の対応で適切なのはどれか。

1: 病室の外でのマスク着用を勧める。

2: 水分摂取は800ml/日にする。

3: かつらの販売業者を紹介する。

4: 口すぼめ呼吸法を勧める。

Aさん(87歳、女性)は、 6年前にAlzheimer〈アルツハイマー〉型認知症(dementia of Alzheimer type)を発症した。在宅で療養していたが、夫が介護に疲れたために施設に入所した。現在、長谷川式簡易知的機能評価スケール〈HDS-R〉10点、障害高齢者の日常生活自立度判定基準B-1である。下肢筋力や立位バランスの低下がある。自宅では自分で車椅子に移乗してトイレに行き排泄していた。尿失禁はなかった。入所直後、Aさんは表情が険しく落ち着きがなく、看護師が声をかけても応じない。自発的にトイレに行きたいという発言はなく、着衣を尿で汚染することが多いためトイレ誘導を行うことにした。

第102回午前:第109問

看護師の対応で最も適切なのはどれか。

1: 大きな声で尿意を尋ねる。

2: 就寝中も起こしてトイレに誘導する。

3: 施設で決められた時刻にトイレに誘導する。

4: 声をかけても応じない場合は様子を見て再度トイレに誘導する。

第107回午前:第62問

特別訪問看護指示書による訪問看護について正しいのはどれか。

1: 提供できる頻度は週に3回までである。

2: 提供できる期間は最大6か月である。

3: 対象に指定難病は含まない。

4: 医療保険が適用される。

第104回午後:第67問

プロセスレコードについて正しいのはどれか。

1: 看護過程の 1 つの段階である。

2: 患者と家族間の言動を記述する。

3: 看護師の対人関係技術の向上に活用する。

4: 患者の精神症状をアセスメントする方法である。

第100回午前:第7問

介護老人保健施設はどれか。

1: 医業を行い、20 名以上の患者が入院できる施設

2: 医業を行い、患者が入院できるための設備が無い施設

3: 要介護者が入所し、必要な医療や日常生活の援助を受ける施設

4: 認知症の要介護者が共同生活をしながら、日常生活の援助を受ける施設