第103回午前第77問の類似問題

第110回午後:第71問

災害時のトリアージで正しいのはどれか。

1: トリアージタッグは衣服に装着する。

2: 治療優先度の高さはトリアージ区分のⅠ、Ⅱ、Ⅲの順である。

3: トリアージの判定は患者の到着時および到着後30分の2回行う。

4: 最優先に治療を必要とする者には、黄色のトリアージタッグを装着する。

第105回午後:第66問

山村部で地震による家屋倒壊と死者が出た災害が発生し、3週が経過した。避難所では、自宅の半壊や全壊の被害にあった高齢者を中心に10 世帯が過ごしている。 高齢者の心のケアとして最も適切なのはどれか。

1: 認知行動療法を行う。

2: 自分が助かったことを喜ぶよう説明する。

3: 地震発生時の状況について詳しく聞き取る。

4: 長年親しんだものの喪失について話せる場をつくる。

Aさん(78歳、男性)は、妻(70歳)と2人暮らしである。脳血管障害後遺症による右片麻痺があり、車椅子への移乗は部分介助、要介護2である。排泄はポータブルトイレを利用している。Aさんと妻はなるべく家で過ごしたいと考え、自宅での介護はすべて妻が行っている。長女(会社員)が県内に在住しているがAさんの介護はしていない。訪問看護を週1回利用するのみで、他のサービスは利用していない。最近、妻の腰痛が悪化し、妻から訪問看護師に「主治医から介護の負担を軽減するように言われました。でも夫は家から出たくないし、私も夫をどこかに預けるのは不安です。どうしたらよいでしょうか」と相談があった。

第110回午前:第115問

このときの訪問看護師が提案するAさんへのサービスで最も適切なのはどれか。

1: 通所介護

2: 訪問介護

3: 短期入所生活介護

4: 訪問リハビリテーション

第104回午後:第12問

意識障害がある患者への救命救急処置で最も優先されるのはどれか。

1: 保温

2: 輸液

3: 酸素吸入

4: 気道確保

第110回午前:第32問

看護過程における情報収集で適切なのはどれか。

1: 既往歴は情報に含めない。

2: 看護計画立案後も情報収集を継続する。

3: 看護問題を特定してから情報収集を開始する。

4: 不安の内容はclosed question〈閉じた質問〉で情報収集する。

第108回午後:第17問

看護師が行う看護過程で適切なのはどれか。

1: 問題解決思考である。

2: 医師の指示の下で計画を立てる。

3: 看護師の価値に基づいてゴールを設定する。

4: アセスメント、計画立案、評価の3段階で構成される。

Aさん(22歳、女性 会社員)は、昼食後、自室に大量のお菓子とお酒を持ち込み、食べて飲んでいたところを母親に注意をされたことに腹を立て、母親の目の前でリストカットを始めた。慌てた母親は、父親とともにAさんを連れて救急外来に来院した。医師が傷の処置をしようとすると「死んでやる。触るな」と大声で騒ぎ暴れ始めたため、精神科病棟に緊急入院となった。

第109回午後:第109問

入院当日、Aさんに対する看護師の関わりで適切なのはどれか。

1: 短期間の入院となることを伝える。

2: 母親と関係修復をするように促す。

3: リストカットをしないように説得する。

4: Aさんの心身を心配していることを伝える。

第108回午後:第70問

診療情報の取り扱いで適切なのはどれか。

1: 診療情報の開示請求は患者本人に限られる。

2: 医療者は患者が情報提供を受けることを拒んでも説明する。

3: 2類感染症の届出は患者本人の同意を得なければならない。

4: 他院へのセカンドオピニオンを希望する患者に診療情報を提供する。

第101回午後:第49問

災害時において最も優先して治療を行うのはどれか。

1: 胸髄以下の脊髄損傷(spinal cord injury)

2: 四肢の単純骨折(simple fracture)

3: 過換気症候群(hyperventilation syndrome)

4: 気道熱傷(burn of the respiratory tract)