第109回午前第91問の類似問題

第107回午後:第63問

Aさん(75歳、男性)。1人暮らし。慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉(chronic obstructive pulmonary disease)のため、2年前から在宅酸素療法を開始し、週に2回の訪問看護を利用している。訪問看護師はAさんから「最近、洗濯物を干すときに息が苦しくて疲れるが、自分でできることは続けたい」と相談された。 Aさんの労作時の息苦しさを緩和する方法について、訪問看護師が行う指導で適切なのはどれか。

1: 労作時は酸素流量を増やす。

2: 呼吸は呼気より吸気を長くする。

3: 動作に合わせて短速呼吸をする。

4: 腕を上げるときは息を吐きながら行う。

第107回午前:第12問

頻回の嘔吐で生じやすいのはどれか。

1: 血尿

2: 低体温

3: 体重増加

4: アルカローシス

第106回午前:第50問

Aさん(60歳、男性)は、慢性心不全(chronic heart failure)の終末期で、積極的な治療を行わないことを希望している。現在、入院中で、リザーバーマスク10L/分で酸素を吸入し、水分制限がある。時々息切れがみられるが、Aさんは面会に来た長女との会話を楽しみにしている。バイタルサインは呼吸数28/分、脈拍110/分、血圧76/50mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉88%であった。 このときの対応で最も適切なのはどれか。

1: 面会は制限しない。

2: 水分制限を厳しくする。

3: Aさんに仰臥位を維持してもらう。

4: 面会中は酸素マスクを鼻腔カニューラに変更する。

第103回午後:第23問

気管内吸引の時間が長いと低下しやすいのはどれか。

1: 血圧

2: 体温

3: 血糖

4: 動脈血酸素飽和度〈SaO2〉

第100回午前:第61問

加齢に伴う呼吸機能の変化で正しいのはどれか。

1: 残気量の低下

2: 肺活量の低下

3: 1秒率の増加

4: 気道クリアランスの向上

第100回午前:第11問

発作性の胸内苦悶を伴う胸痛で、最も疑うべきものはどれか。

1: 心筋炎(myocarditis)

2: 狭心症(angina pectoris)

3: 肋間神経痛(intercostal neuralgia)

4: 逆流性食道炎(reflux esophagitis)

Aさん(58歳、女性)は、 3年前に慢性閉塞性肺疾患(chronicobstructive pulmonary disease)と診断された。3日前に38 .0℃の発熱があった。市販の総合感冒薬を内服して様子をみていたが、昨晩から黄色痰がみられ、息苦しさが増強した。外来を受診したところ肺炎(pneumonia)と診断され、入院した。入院時の状態は、体温 38.2 ℃、呼吸数28 /分、脈拍 92/分、血圧 138/72mmHg。

第101回午前:第97問

現時点の症状として考えられるのはどれか。

1: 呼吸の断続性副雑音

2: Biot〈ビオー〉呼吸

3: 顔面浮腫

4: 皮下気腫