成人患者への薬剤の投与方法で正しいのはどれか。
1: 筋肉内注射は大殿筋に行う。
2: 点眼薬は結膜囊に滴下する。
3: 皮下注射は前腕内側に行う。
4: 食間の指示の経口薬は食事中に服用させる。
病棟での医薬品の管理で正しいのはどれか。
1: 生ワクチンは常温で保存する。
2: 溶解した薬剤は冷凍保存する。
3: 劇薬は施錠できる場所に保管する。
4: アンプルに残った麻薬注射液は廃棄する。
Aさん(75歳、男性)は、妻(70歳)と2人暮らし。2型糖尿病(type 2 diabetes mellitus)の治療中で、2年前から1日2回朝・夕食前に混合型インスリン注射が開始となった。その後、糖尿病性網膜症(diabetic retinopathy)による視力障害が進んだため、現在は妻と一緒に単位数や針の確認をし、インスリンの自己注射を実施している。
外来受診時にAさんの妻から外来看護師に「人で協力してインスリン注射することには慣れてきました。たまには夜に夫とゆっくり和食を食べに行きたいのですが、外出時の注射で気を付けることを教えてほしい」と相談があった。Aさんと妻への外来看護師の指導内容で適切なのはどれか。
1: 「お店に着いたらすぐに注射を打ちましょう」
2: 「インスリンを常温で持ち運ぶことはできません」
3: 「注射ができる場所をお店の人に確認しましょう」
4: 「普段よりもインスリン量を増やす必要があります」
注射部位の皮膚をつまみ上げて実施するのはどれか。
1: 皮内注射
2: 皮下注射
3: 筋肉内注射
4: 静脈内注射
与薬方法で正しいのはどれか。
1: 筋肉内注射は大殿筋に行う。
2: 点眼薬は下眼瞼結膜の中央に滴下する。
3: バッカル錠は、かんでから飲み込むよう促す。
4: 口腔内に溜まった吸入薬は飲み込むよう促す。
点滴静脈内注射によって抗癌薬を投与している患者の看護で適切なのはどれか。
1: 悪心は薬で緩和する。
2: 留置針は原則として手背に挿入する。
3: 血管痛がある場合は直ちに留置針を差し替える。
4: 2回目以降の投与では過敏症の症状の確認は必要ない。