Aさん(24歳、女性)は、 2か月前に交通事故で受傷した。それ以来、事故の夢をみたり、事故の様子が突然よみがえるようになり、怖くて仕事が手につかないと訴えている。 最も考えられる障害はどれか。
1: パニック障害(panic disorder)
2: 急性ストレス障害(acute stress disorder)
3: 外傷後ストレス障害〈PTSD〉(post-traumatic stress disorder)
4: 境界性人格〈パーソナリティ〉障害(borderline personality disorder)
災害による心理的ストレスが身体反応として最も強く現れる時期はどれか。
1: 発災後3~7日
2: 発災後2週~1か月
3: 発災後半年~3年
4: 発災後4年目以降
災害発生後の時期と災害看護活動の組合せで最も適切なのはどれか。
1: 災害発生直後〜数時間 ──── 食中毒予防
2: 災害発生後 3 日〜 1 週 ──── 外傷後ストレス障害〈PTSD〉 (post-traumatic stress disorder) への対応
3: 災害発生後 1 週〜 1 か月 ──── 廃用症候群 (disuse syndrome) の予防
4: 災害発生後 1 か月以降 ──── 救命処置
Aさん(35歳、女性)は、夫と7歳の息子、2歳の娘と4人で暮らしている。ある日、震度6強の地震が起こり、Aさんの家は半壊した。Aさんは倒れてきた家具の下敷きになるところだったが、何とか免れ、家族は全員かすり傷程度の怪我(けが)で済んだ。被災後、家族は避難所である小学校で生活をしている。
被災して1週間が過ぎた。避難所に派遣された看護師にAさんは、「地震の当日は不安が強く、突然怖くなりドキドキしました。考えがまとまらず、夢を見ているような感覚でした。翌日からはだいぶ落ち着き、日々楽になっている感じがします」と話した。 Aさんの状態で最も考えられるのはどれか。
1: 心気症(hypochondria)
2: 身体化障害(somatization disorder)
3: 強迫性障害(obsessive-compulsive disorder)
4: 心的外傷後ストレス反応(post-traumatic stress response)