第105回午前第25問の類似問題

第104回午前:第75問

災害発生後の時期と災害看護活動の組合せで最も適切なのはどれか。

1: 災害発生直後〜数時間 ──── 食中毒予防

2: 災害発生後 3 日〜 1 週 ──── 外傷後ストレス障害〈PTSD〉 (post-traumatic stress disorder) への対応

3: 災害発生後 1 週〜 1 か月 ──── 廃用症候群 (disuse syndrome) の予防

4: 災害発生後 1 か月以降 ──── 救命処置

第107回午前:第57問

大震災の2日後、避難所にいる成人への心理的援助で適切なのはどれか。

1: 宗教の多様性への配慮は後で行う。

2: 会話が途切れないように話しかける。

3: 確証がなくても安全であると保証する。

4: ストレス反応に関する情報提供を行う。

第110回午前:第71問

大規模災害発生後2か月が経過し、応急仮設住宅で生活を始めた被災地の住民に出現する可能性が高い健康問題はどれか。

1: 慢性疾患の悪化

2: 消化器感染症の発症

3: 深部静脈血栓症deep vein thrombosisの発症

4: 急性ストレス障害acute stress disorderの発症

第100回午後:第16問

心的外傷後ストレス障害〈PTSD〉(post-tranumatic stress disorder)で正しいのはどれか。

1: 数日間で症状は消失する。

2: 特定の性格を持った人に起こる。

3: 日常のささいな出来事が原因となる。

4: 原因になった出来事の記憶が繰り返しよみがえる。

Aさん(35歳、女性)は、夫と7歳の息子、2歳の娘と4人で暮らしている。ある日、震度6強の地震が起こり、Aさんの家は半壊した。Aさんは倒れてきた家具の下敷きになるところだったが、何とか免れ、家族は全員かすり傷程度の怪我(けが)で済んだ。被災後、家族は避難所である小学校で生活をしている。

第100回午前:第118問

被災して1週間が過ぎた。避難所に派遣された看護師にAさんは、「地震の当日は不安が強く、突然怖くなりドキドキしました。考えがまとまらず、夢を見ているような感覚でした。翌日からはだいぶ落ち着き、日々楽になっている感じがします」と話した。 Aさんの状態で最も考えられるのはどれか。

1: 心気症(hypochondria)

2: 身体化障害(somatization disorder)

3: 強迫性障害(obsessive-compulsive disorder)

4: 心的外傷後ストレス反応(post-traumatic stress response)