第104回午後第20問の類似問題

Aさん(74歳、男性)は、強い下腹部痛のため救急車で搬入された。Aさんは顔面蒼白で、冷汗をかき、腹部を押さえている。一緒に来た妻は、「夫はいつも尿が出にくい。夜は、3回はトイレに行くのに、昨夜は行かなかった。今朝もポタポタとしか出なかった。便秘はしていない」と話した。Aさんは4年前に脳梗塞(cerebral infarction)になり、重い構音障害があるが理解力に問題はなく、身の回りのことは全部自分でできている。搬入時のAさんは、看護師と視線を合わせることができ、問いかけにはうなずきで答えている。

第100回午後:第100問

Aさんに直ちに行うべき処置はどれか。

1: 導尿

2: 摘便

3: 膀胱瘻の造設

4: 利尿薬の投与

第110回午前:第37問

成人の前腕に静脈留置針を穿刺するときの刺入角度で適切なのはどれか。

1: 10~20度

2: 30~40度

3: 50~60度

4: 70~80度

第109回午後:第23問

成人で1日の尿量が100mL以下の状態を示すのはどれか。

1: 希尿

2: 頻尿

3: 乏尿

4: 無尿

第105回午前:第71問

膀胱留置カテーテルの写真を図に示す。 成人女性に膀胱留置カテーテルが挿入されている場合、体内に留置されている長さで最も適切なのはどれか。

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A君(2か月、男児)は、1か月児健康診査で尿道下裂(hypospadias)の疑いを指摘され、小児科を受診した。検査の結果、遠位型尿道下裂(distal hypospadias)と診断された。主治医から母親に対し、体重の増加を待ち1歳前後で尿道形成術を行う必要性について説明があった。母親から看護師に対し「手術を受けるまでの間、どう過ごしたらよいですか」と質問があった。

第106回午前:第101問

A君は1歳3か月になり、尿道形成術を行うために入院した。手術当日、点滴静 脈内注射による持続点滴と尿道カテーテルが挿入された状態で帰室した。創部の陰茎全体はガーゼとフィルムドレッシング材で保護されていた。手術翌日、ガーゼに茶褐色の血液が付着していた。創部が排便で汚染されており、ガーゼを外すと創部に軽度腫脹がみられているが膿の付着はない。尿道カテーテルの周囲から尿が漏れていた。A君は「ママ」と言い不機嫌に泣いている。体温37.0℃、呼吸数28/分、脈拍120/分、血圧100/58mmHgであった。 この時点のA君の状態として最も可能性が高いのはどれか。

1: 創部痛はない。

2: 出血が続いている。

3: 創部の感染を起こしている。

4: 尿道カテーテルが閉塞している。

第104回午前:第19問

女性患者の床上排泄で洋式便器をあてる位置を図に示す。適切なのはどれか。

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A君(2か月、男児)は、1か月児健康診査で尿道下裂(hypospadias)の疑いを指摘され、小児科を受診した。検査の結果、遠位型尿道下裂(distal hypospadias)と診断された。主治医から母親に対し、体重の増加を待ち1歳前後で尿道形成術を行う必要性について説明があった。母親から看護師に対し「手術を受けるまでの間、どう過ごしたらよいですか」と質問があった。

第106回午前:第102問

A君は、手術を受けて1週が経過した。全身状態が安定したため、尿道カテーテルが抜去された。医師から母親に「3日間、経過を観察し、問題がなければ退院できます。退院1か月後に外来を受診してください」と説明があった。退院から外来受診までの日常生活の留意点に関して看護師が母親へ指導することになった。 指導で適切なのはどれか。

1: 「水分は控えましょう」

2: 「入浴は避けましょう」

3: 「1日1回導尿をしましょう」

4: 「腹ばいの姿勢は避けましょう」

第101回午後:第19問

女性患者の床上排泄において洋式便器をあてる位置を図に示す。 適切なのはどれか。

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第103回午後:第85問

膀胱留置カテーテル挿入中のシャワー浴について適切なのはどれか。2つ選べ。

1: 実施前に蓄尿バッグを空にする。

2: シャワー中はカテーテルを閉鎖する。

3: 蓄尿バッグは腰より高い位置にかける。

4: 終了後は挿入部をエタノールで消毒する。

5: 終了後はカテーテルを固定するテープの位置を変える。