第103回午後第69問の類似問題

第102回午前:第54問

精神疾患の患者に対する心理教育について正しいのはどれか。

1: 精神分析を実施する。

2: 家族関係が疾患の原因であることを説明する。

3: 症状が悪化するときのサインに気づけるよう指導する。

4: 状態に合わせて服薬量を自分で増減する方法を説明する。

第107回午後:第61問

精神科デイケアの目的で最も適切なのはどれか。

1: 陽性症状を鎮静化する。

2: 家族の疾病理解を深める。

3: 単身で生活できるようにする。

4: 対人関係能力の向上を目指す。

第111回午前:第65問

精神保健における一次予防はどれか。

1: 職場でうつ病depression患者を早期発見する。

2: 自殺企図者に精神科医療機関への受療を促す。

3: 統合失調症schizophrenia患者の社会参加のための支援を行う。

4: ストレスとその対処法に関する知識の啓発活動を行う。

Aさん(28歳、女性、外国籍)は3年前に日本人の夫と結婚し来日した。簡単な日本語を話せたため、来日した半年後からコンビニエンスストアでアルバイトを始めた。最近になり、夫は仕事で帰りが遅くなることが多くなった。Aさんが「お客さんが自分の悪口を言っている」と話したが、夫は気にしなかった。その後、アルバイト先の上司から「Aさんが奇声を発している」「ぶつぶつと独り言を言って歩き回っている」と夫に連絡があった。夫が病院に付添い精神科外来を受診し、統合失調症schizophreniaと診断されて入院となった。入院時、Aさんの髪は乱れ、誰かに見張られている気がすると怯えていた。

第111回午前:第119問

入院後、担当看護師は毎日面会に来ている夫の表情が気になり声をかけた。夫は「先生から統合失調症schizophreniaには様々な症状があるとお聞きしました。入院して妻は落ちつきましたが、これからどう接していけばいいのか悩んでいます」と話した。担当看護師はチームカンファレンスで夫の様子を伝え、主治医の判断で、夫に家族心理教育への参加を促すことになった。  担当看護師が夫に家族心理教育を勧める声かけで適切なのはどれか。

1: 「Aさんの症状と対応について学ぶことができます」

2: 「ご家族に参加して頂くことが退院の条件です」

3: 「家族同士の自助グループです」

4: 「匿名で参加できます」

第103回午前:第70問

精神科デイケアの目的はどれか。

1: 陽性症状を鎮静化する。

2: 社会生活機能を回復する。

3: 家族の疾病理解を深める。

4: 単身で生活できるようにする。