第101回午後第9問の類似問題

第107回午前:第33問

看護における問題解決過程で誤っているのはどれか。

1: 多面的な情報を分析する。

2: 看護問題の優先順位は変化する。

3: 家族を含めた看護計画を立てる。

4: 看護問題は疾患によって確定される。

第110回午前:第67問

介護保険制度におけるケアマネジメントで適切なのはどれか。

1: 家族の介護能力はアセスメントに含めない。

2: 介護支援専門員が要介護状態区分を判定する。

3: 利用者が介護サービス計画を作成することはできない。

4: モニタリングの結果に基づき介護サービス計画の修正を行う。

第109回午後:第71問

訪問看護事業所で正しいのはどれか。

1: 24時間対応が義務付けられている。

2: 自宅以外への訪問看護は認められない。

3: 特定非営利活動法人は事業所を開設できる。

4: 従事する看護師は臨床経験3年以上と定められている。

第109回午前:第31問

患者と看護師の間の専門的な援助関係で適切なのはどれか。

1: 自然発生的に成立する。

2: 援助方法は看護師に一任される。

3: 患者のニーズに焦点がおかれる。

4: 日常的な会話を中心に展開する。

第101回午後:第86問

在宅療養者に初回訪問を行う際の訪問看護師の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。

1: 療養者と契約書を取り交わす。

2: 緊急時の連絡方法を確認する。

3: 初回訪問前の情報収集は行わない。

4: 病院で指導された介護方法は変更しない。

5: 初回訪問日は療養者に医療的な問題が起きてから決める。

Aさん(40歳、女性)は統合失調症(schizophrenia)で入院歴があり、退院後は共同生活援助(グループホーム)を利用していた。1週前から同じグループホームに住む女性と口論したり、夜中にグループホームから飛び出したりするようになったため、職員に付き添われて精神科病院を受診した。診察時は、Aさんは意味不明の言葉を発し、時々興奮したように大声で叫んだ。また、診察室から飛び出したり、衣服を脱いだりする行為も観察された。

第102回午前:第104問

診察の結果、Aさんは入院することになり、外来看護師に付き添われて閉鎖病棟に来た。病棟の入り口でドアを開けた看護師が優先的に行うのはどれか。

1: 持参した薬を確認する。

2: 病棟のホールに誘導する。

3: 他の病棟スタッフに協力を要請する。

4: 入院のオリエンテーションを実施する。

第104回午後:第67問

プロセスレコードについて正しいのはどれか。

1: 看護過程の 1 つの段階である。

2: 患者と家族間の言動を記述する。

3: 看護師の対人関係技術の向上に活用する。

4: 患者の精神症状をアセスメントする方法である。

Aさん男性、(26歳、会社員)は、高校時代に自閉症スペクトラム障害(autism spectrum disorder)の診断を受け、外来通院をしながら仕事を続けていた。これまでの職場ではストレスが少なく、規則正しい生活ができていた。しかし、1か月前に新しい職場に異動になってから生活が不規則となり、数日前より無断欠勤が続いている。同居している家族に対して Aさんは「家にいると仕事のことばかり考えてしまい眠れない。食欲もないし、環境を変えてゆっくり休みたい」と話したため、Aさんは家族とともに精神科外来を受診し、休養目的で任意入院することになった。

第109回午前:第114問

入院後1か月、Aさんは十分な休養が得られた。退院後の職場復帰にあたり、Aさんから「仕事がうまくいかないと、すごく混乱して落ち着かなくなってしまう。そうなった時はどうしたら良いか」と看護師に相談があった。Aさんへの助言で適切なのはどれか。

1: 「混乱するAさんを職場の人がどう見ているか想像しましょう」

2: 「多くの人からアドバイスをもらいましょう」

3: 「混乱した原因を周囲の人に説明しましょう」

4: 「1人で落ち着ける場所に移動しましょう」

第105回午前:第74問

認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)で正しいのはどれか。

1: 光熱費は自己負担である。

2: 12人を1つのユニットとしている。

3: 看護師の配置が義務付けられている。

4: 介護保険制度の施設サービスである。

5: 臨死期は提携している病院に入院する。

Aさん (42歳、女性)は、2年前に筋萎縮性側索硬化症<ALS>(amyotrophic lateral sclerosis)の確定診断を受けた。夫( 50歳)と長女 (16歳)と自宅で過ごしている。Aさんは「なるべく口から食べるようにしたい」と話し、食事と併せて胃瘻から栄養剤の注入を行っている。要介護2の認定を受け、訪問看護および訪問介護を利用している。食事の介助を行う夫から、訪問看護師に「介助の方法が良くないのか、妻はうまく飲み込めていません」と相談の電話があった。

第105回午前:第117問

Aさんは要介護5に区分が変更され、自宅で療養通所介護を利用することになった。退院後1か月、Aさんは療養通所介護の看護師に「ゆっくりお風呂に入ってみたい」と文字盤を使って話した。入浴を開始するにあたり、看護師と介護職員との間でカンファレンスを行うことになった。 検討する内容として優先順位が高いのはどれか。

1: 夫の介護負担

2: 座位の保持能力

3: 緊急時の対応方法

4: 入浴後の人工呼吸器の回路交換の方法

5: 入浴時の関節可動域<ROM>訓練の実施

第106回午前:第70問

特定行為に係る看護師の研修制度に関して正しいのはどれか。

1: 特定行為は診療の補助行為である。

2: 研修は都道府県知事が指定する研修機関で実施する。

3: 研修を受けるには10年以上の実務経験が必要である。

4: 看護師等の人材確保の促進に関する法律に定められている。

Aさん(82歳、女性)は息子(57歳、会社員)と息子の妻(55歳、パート勤務)との3人暮らし。3年前にAlzheimer〈アルツハイマー〉型認知症Alzheimer diseaseと診断され、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準Ⅱb、要介護2である。Aさんの介護は、主に息子の妻が行っていた。Aさんは、声かけがあれば日常生活動作〈ADL〉を自分で行うことができた。しかし、Aさんは徐々に認知症が重度化し、1人で外出すると帰ってくることができなくなり、夜間に落ちつきなく動き回ることが多くなった。息子と息子の妻はAさんの介護について介護支援専門員に相談していたが、息子の妻は睡眠不足となり、体調を崩してしまった。そのため、Aさんは介護老人保健施設に入所することになった。

第111回午後:第99問

入所して1週後。Aさんは、朝、声をかけられてもなかなか目を覚まさない。午前中は看護師が他の入所者と交流することを目的に共有スペースに誘導するが、Aさんは共有スペースの椅子に座ったまま眠ってしまい、レクリエーションヘ誘われても参加はしない。夕方から夜間にかけてAさんは活動的となり、施設の廊下を歩き職員に話しかけている。  Aさんへの看護師の対応で最も適切なのはどれか。

1: 朝の入浴を勧める。

2: 日中の散歩に誘う。

3: 朝はAさんが自分で起きるまで待つ。

4: 日中は椅子に座って過ごしてもらう。

第111回午後:第33問

医療法に基づく記述で正しいのはどれか。

1: 病床の区分は療養病床と一般病床の2種類である。

2: 地域医療支援病院は厚生労働大臣の承認が必要である。

3: 無床診療所の開設には厚生労働大臣への届出が必要である。

4: 有床診療所は19人以下の患者を入院させる施設を有するものである。

第103回午後:第71問

訪問看護師が、在宅医療に移行する患者の退院調整のために医療機関の看護師から得る情報で、優先度が高いのはどれか。

1: 医療処置の指導内容

2: 経済的な問題への対応

3: 介護サービス利用の有無

4: 訪問看護指示書の記載内容

第107回午前:第89問

精神科病院で行動制限を受ける患者への対応で正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 行動制限の理由を患者に説明する。

2: 原則として2名以上のスタッフで対応する。

3: 信書の発受の対象は患者の家族に限定する。

4: 精神保健指定医による診察は週1回とする。

5: 12時間を超えない隔離は看護師の判断で実施する。

Aさん(47歳、男性)は、統合失調症(schizophrenia)で20年間精神病院に入院している。父親はすでに亡くなっており、80歳になる母親は病気がちのため、面会は年に1回程度である。Aさんは看護師の声かけに応じて、月に1回の病棟レクリエーションや週に2回の作業療法に参加している。それ以外の時間はほとんど病室のベッド上で寝て過ごしている。発病以来、薬物療法を続けており、時々飲み忘れることはあるが、ほぼ自己管理できている。病状は安定していることから、退院の話が出るようになった。

第100回午後:第116問

Aさんのベッド周囲の状況について同室者から看護師に苦情の訴えがあった。 看護師の対応で最も適切なのはどれか。

1: Aさんと話し合いながら整理・整頓(せいとん)を行う。

2: 同室者にAさんの病状について説明を行う。

3: Aさんの母親に連絡を取り、不要な物を持ち帰ってもらう。

4: 看護師が定期的にAさんのベッド周囲の整理・整頓(せいとん)を行う。

Aさん(79歳、女性)。自宅の玄関で転倒し、救急外来で第12胸椎の圧迫骨折(compression fracture)と診断され、安静目的で入院した。 既往歴 : 5年前に大腿骨骨折(femoral fracture)。 現病歴 : 2年前にAlzheimer〈アルツハイマー〉病(Alzheimer disease)を発症。記憶障害があるが、失認、観念運動失行および失語はなし。 生活歴 : 要介護1。同じ敷地内に住む長男夫婦は仕事をしている。ADLは自立。

第106回午後:第95問

入院後8日、理学療法室での訓練が始まった。Aさんはこわばった表情で訓練を受けていた。Aさんは、以前は通所リハビリテーションを利用していたが、人が多い場で落ち着かなくなることがあり、入院前には小規模多機能型居宅介護事業所を利用していたことが家族からの情報で分かった。翌日、理学療法士が「理学療法室に行きましょう」と病室に迎えに来たところ、Aさんは「行きたくない」と嫌がった。 このときのAさんに対する看護で最も適切なのはどれか。

1: 看護師が理学療法室まで付き添う。

2: 病棟でのリハビリテーションを提案する。

3: Aさんに再転倒を予防する必要性を説明する。

4: 小規模多機能型居宅介護事業所の利用を勧める。

第104回午後:第9問

介護保険法に基づき訪問看護を行うことができる職種はどれか。

1: 医師

2: 薬剤師

3: 理学療法士

4: 介護福祉士