第101回午前第46問の類似問題

第103回午前:第47問

在宅医療が必要な患者の退院調整について適切なのはどれか。

1: 医師が退院調整の決定権をもつ。

2: 退院調整は入院時から開始する。

3: 退院時に診療録を訪問看護師に渡す。

4: 退院前の訪問指導は診療報酬の評価の対象ではない。

第102回午前:第58問

退院調整部署と連携しながら、ある患者の退院支援を進めることになった。 病棟看護師が行う支援として最も適切なのはどれか。

1: 経済問題への対応

2: 患者の希望の聴取

3: 介護保険制度の説明

4: 在宅のケアプラン立案

第107回午後:第62問

健康保険法による訪問看護サービスで正しいのはどれか。

1: サービス対象は75歳以上である。

2: 訪問看護師が訪問看護計画を立案する。

3: 要介護状態区分に応じて区分支給限度基準額が定められている。

4: 利用者の居宅までの訪問看護師の交通費は、診療報酬に含まれる。

第103回午後:第72問

健康保険法による訪問看護サービスで正しいのはどれか。

1: サービス対象は 65歳以上である。

2: 介護支援専門員がケアプランを作成する。

3: 末期の悪性腫瘍の療養者への訪問回数に制限はない。

4: 特定疾患医療受給者証を持っている者は自己負担額 1割である。

第100回午後:第64問

介護老人福祉施設の説明で適切なのはどれか。

1: 入所は市町村の措置による。

2: 入所者数200につき3人の看護職員がいる。

3: 入所者数100につき1人の常勤の医師がいる。

4: 常時介護を必要とする65歳以上の人を対象とする。

Aさん(50歳、男性)は、23歳で統合失調症(schizophrenia)を発症し、精神科病院へ5回入院したことがある。1年前に、被害妄想が原因で隣人に暴力を振るい措置入院となった。入院後2か月で自傷他害の恐れは消失し、医療保護入院へ切り替えられたが、幻覚や妄想があり家族へ1日に何回も電話をかけていた。その後は家族へ電話をかける回数が減り、病棟での生活も安定してきた。幻聴は続いているが、自分の身の回りのことは自分で行えるようになった。作業療法も継続して参加できていることから、退院を検討することになった。

第107回午前:第106問

Aさんの退院について、両親は「退院は反対。入院前のように隣人とトラブルになるのではないかと不安です。私達も高齢になってきたので負担が大きいです」と話した。 このときの両親への看護師の対応で適切なのはどれか。

1: 退院後に活用できる社会資源について情報提供する。

2: Aさんの主治医に入院の継続を依頼するよう勧める。

3: Aさんの現在の病状を隣人に説明するよう勧める。

4: 退院の承諾は家族の義務であることを伝える。

Aさん(55歳、女性)は、昨年10月に腹痛と腹部膨満のため受診し、膵癌(pancreatic cancer)、腹膜播種と診断された。手術の適応はなく、化学療法を受けていた。今回、腹水貯留があり経口摂取量も減少したため入院した。排泄は自立しているが、臥床していることが多い。事務職員をしていたが、現在は休職中である。夫とは離婚し25歳の長女と2人で暮らしている。23歳の長男は結婚し、遠方で暮らしている。今回の入院時から積極的治療が困難であることは、Aさんと長女へ医師から説明され、Aさんは自宅での療養を希望している。長女は就労しているため、あまり来院していない。

第102回午後:第100問

退院調整看護師から、訪問看護ステーションにAさんの情報提供と訪問看護の依頼が入った。 訪問看護師は、在宅療養ができるかを確認するため来院した。訪問看護師が、Aさんと会う前に退院調整看護師に確認すべき情報で優先度が高いのはどれか。

1: 自宅環境

2: 治療経過

3: 食事の摂取状況

4: 長女の在宅療養への意向

第101回午前:第87問

介護保険制度による訪問看護で正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 理学療法士による訪問は含まれない。

2: 主治医の訪問看護指示書が必要である。

3: 訪問滞在時間によって介護報酬は異なる。

4: 利用頻度は介護支援専門員の指示による。

5: 利用できる訪問看護事業所は1か所に限る。

第100回午前:第7問

介護老人保健施設はどれか。

1: 医業を行い、20 名以上の患者が入院できる施設

2: 医業を行い、患者が入院できるための設備が無い施設

3: 要介護者が入所し、必要な医療や日常生活の援助を受ける施設

4: 認知症の要介護者が共同生活をしながら、日常生活の援助を受ける施設

第103回午前:第73問

訪問看護に関する制度について正しいのはどれか。

1: 平成 12年(2000年)に老人訪問看護制度が創設された。

2: サービスを開始するときに書面による契約は不要である。

3: 訪問看護ステーションの管理者は医師もしくは看護師と定められている。

4: 介護保険法に基づく訪問看護ステーションの開設には都道府県の指定が必要である。

Aさん(50歳、男性)は、23歳で統合失調症(schizophrenia)を発症し、精神科病院へ5回入院したことがある。1年前に、被害妄想が原因で隣人に暴力を振るい措置入院となった。入院後2か月で自傷他害の恐れは消失し、医療保護入院へ切り替えられたが、幻覚や妄想があり家族へ1日に何回も電話をかけていた。その後は家族へ電話をかける回数が減り、病棟での生活も安定してきた。幻聴は続いているが、自分の身の回りのことは自分で行えるようになった。作業療法も継続して参加できていることから、退院を検討することになった。

第107回午前:第108問

Aさんの退院については、アパートでの単身生活か、共同生活援助〈グループホーム〉での生活を目指すことになった。 Aさんの精神科リハビリテーションを進めるにあたり、病棟看護師が連携する職種で最も優先度が高いのはどれか。

1: 退院後生活環境相談員

2: 理学療法士

3: 介護福祉士

4: 栄養士

第103回午後:第71問

訪問看護師が、在宅医療に移行する患者の退院調整のために医療機関の看護師から得る情報で、優先度が高いのはどれか。

1: 医療処置の指導内容

2: 経済的な問題への対応

3: 介護サービス利用の有無

4: 訪問看護指示書の記載内容

第111回午前:第4問

後期高齢者医療制度の被保険者は、区域内に住居を有する(  )歳以上の者、および65歳以上(  )歳未満であって、政令で定める程度の障害の状態にあるとして後期高齢者医療広域連合の認定を受けた者 である。  (  )に入るのはどれか。

1: 70

2: 75

3: 80

4: 85

第102回午後:第52問

精神科病院に入院中の患者の法的処遇について正しいのはどれか。

1: 患者は退院を請求できる。

2: 看護師は面会を制限できる。

3: 保護者は外出の可否を判断できる。

4: 精神保健指定医は手紙の発信を制限できる。

Aさん(50歳、男性)は、23歳で統合失調症(schizophrenia)を発症し、精神科病院へ5回入院したことがある。1年前に、被害妄想が原因で隣人に暴力を振るい措置入院となった。入院後2か月で自傷他害の恐れは消失し、医療保護入院へ切り替えられたが、幻覚や妄想があり家族へ1日に何回も電話をかけていた。その後は家族へ電話をかける回数が減り、病棟での生活も安定してきた。幻聴は続いているが、自分の身の回りのことは自分で行えるようになった。作業療法も継続して参加できていることから、退院を検討することになった。

第107回午前:第107問

その後もAさんの両親は、高齢であることを理由に自宅への退院には同意しなかった。 Aさんの退院を計画的に進めるために行うことで適切なのはどれか。

1: 精神医療審査会の開催

2: 入院診療計画書の修正

3: 行動制限最小化委員会の開催

4: 医療保護入院者退院支援委員会の開催

第107回午前:第63問

要介護2と認定された高齢者の在宅療養支援において、支援に関与する者とその役割の組合せで適切なのはどれか。

1: 介護支援専門員 ──── 家事の援助

2: 市町村保健師 ──── 居宅サービス計画書の作成

3: 訪問看護師 ──── 日常生活動作〈ADL〉の向上のための訓練

4: 訪問介護員 ──── 運動機能の評価

第102回午前:第89問

入所者または居住者が公的保険による訪問看護サービスを受けることができるのはどれか。2つ選べ。

1: 乳児院

2: 介護老人保健施設

3: 高齢者専用賃貸住宅

4: 介護療養型医療施設

5: 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)

第108回午後:第64問

Aさん(60歳、女性)は、統合失調症(schizophrenia)で10年間入院していた。来月退院予定となったため、Aさん、医師、看護師でチームを作り、退院支援計画を立てることになった。Aさんは「両親も亡くなってしまい、これからの生活費や住む場所がとても心配だ」と訴えてきた。 退院支援を進めるにあたり、チームに加わるメンバーで最も適切なのはどれか。

1: 薬剤師

2: 精神保健福祉士

3: ピアサポーター

4: 臨床心理技術者(臨床心理士・公認心理師 等)

第102回午前:第36問

看護計画における看護上の問題について適切なのはどれか。

1: 医師と共有しない。

2: 原因は1つに絞る。

3: 退院するまで変更しない。

4: 原因が不明な事象も問題とする。

Aさん(29歳、女性)は、20歳で短期大学を卒業するのと同時に就職したが「会社に行きたくない」と言い出して、 2か月で仕事を辞めた。その後は、自宅で何もせずに過ごしていた。昼夜逆転の生活が長く続いたが、ある日、夜遅く帰宅した父親と就職のことで激しい口論となった。それ以来、昼も夜も起きていて、食事も摂(と)らずに自室に引きこもり、ぶつぶつと独り言を言ったり、笑ったりするようになった。心配した母親に伴われて受診し、統合失調症(schizophrenia)と診断された。

第101回午後:第116問

入院後1か月が経過し、Aさんは看護師に時々笑顔を見せるようになってきた。Aさんは「毎日が退屈」、「早く退院したい」と言うようになった。Aさんを交えたカンファレンスで、病棟で週1回行われている退院支援グループへの参加を検討した。このグループでは、対人関係や社会生活を営むのに必要なスキルの学習が行われている。 Aさんのグループ参加の目的として、最も優先度が高いのはどれか。

1: 生活リズムを整える。

2: 興奮が抑えられるようになる。

3: 退院後の日中の過ごし方を考える。

4: 他の参加者から問題点の指摘を受ける。