正常新生児に対して出生後2時間以内に実施するのはどれか。
1: 聴力検査
2: 抗菌薬の点眼
3: 心拍モニタリング
4: 先天性代謝異常検査
3か月の乳児の親に対する問診で適切でないのはどれか。
1: 「寝返りをしますか」
2: 「あやすとよく笑いますか」
3: 「物を見て上下左右に目で追いますか」
4: 「アーアー、ウーウーなど声を出しますか」
5: 「腹ばいにすると腕で体を支えて頭を持ち上げますか」
新生児の養育に関する親への指導で適切なのはどれか。 2 つ選べ。
1: 「体温 37.0 ℃で受診させましょう」
2: 「沐浴は児が満腹のときに行いましょう」
3: 「授乳後は顔を横に向けて寝かせましょう」
4: 「衣類は大人よりも 1 枚少なくしましょう」
5: 「オムツはおなかを締めつけないように当てましょう」
胎児と胎児付属物について正しいのはどれか。2つ選べ
1: 妊娠 4週では、 Doppler〈ドプラ〉法で胎児心音が聴取できる。
2: 妊娠 12週では、胎盤が完成している。
3: 妊娠 24週では、胎児の呼吸様運動がみられる。
4: 妊娠 26週では、胎児の胎位は固定している。
5: 妊娠 36週では、肺胞内に十分な肺表面活性物質が分泌されている。
Aさん(29歳、初産婦)は、妊娠37週0日で2,780gの男児を正常分娩で出産した。出生後5分の児の状態は、心拍数150/分、四肢を屈曲させて啼泣している。顔面を清拭されると激しく啼泣し、全身はピンク色である。
出生後1時間。児の状態は、直腸温37.0℃、呼吸数40/分、心拍数120/分、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉96%(room air)、四肢冷感やチアノーゼを認めない。哺乳は開始していない。Aさんの経過は順調である。 このときの児への看護で適切なのはどれか。
1: ビタミンK2シロップを経口投与する。
2: 風通しの良いところに児を寝かせる。
3: 先天性代謝異常検査を行う。
4: 早期母子接触を行う。
在胎39週4日で、正常分娩で出生した児。出生体重3,000g、身長48.0cm。出生直後、児に付着していた羊水をふき取り、インファントラジアントウォーマーの下で観察を行った。体温37.5 ℃、呼吸数56/分、心拍数150/分、呼吸音は異常なし。看護師は観察を終え、温めておいたベビー服を着衣させ、同様に温めておいた寝具を用いて準備をしたコットに児を寝かせた。コットは壁際や窓辺を避け、空調の排気口からの風が当たらない場所に配置した。
生後1日。児の状態は、体温37.0℃、呼吸数48/分、心拍数120/分、呼吸音は異常なし。体重2,850g。出生後から現在までの状態は安定していた。母親も分娩時の疲労から回復し、産後の状態も安定しているため、 母児同室を開始することとなった。この施設では、自律授乳を行っている。母親へのオリエンテーションの内容で適切なのはどれか。
1: 「新生児室へ行く時は、赤ちゃんをコットに寝かせて移動してください」
2: 「沐浴の時は、赤ちゃんのネームバンドを外しましょう」
3: 「赤ちゃんの体温1時間おきに測ってください」
4: 「授乳は3時間ごとにしてください」