感染症の潜伏期間で最も長いのはどれか。
1: インフルエンザ(influenza)
2: 結核 (tuberculosis)
3: ノロウイルス性胃腸炎 (Norovirus gastroenteritis)
4: 流行性耳下腺炎 (mumps)
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)に基づく五類感染症はどれか。2つ選べ。
1: 後天性免疫不全症候群(AIDS)(acquired immunodeficiency syndrome)
2: 腸管出血性大腸菌感染症(enterohemorrhagic E.coli infection)
3: つつが虫病(tsutsugamushi disease)
4: 日本脳炎(Japanese encephalitis)
5: 梅毒(syphilis)
感染症と感染経路の組合せで正しいのはどれか。
1: 結核tuberculosis ── 接触感染
2: 麻疹measles ── 空気感染
3: マラリアmalaria ── 飛沫感染
4: インフルエンザinfluenza ── 経口感染
感染予防のために、献血された血液のスクリーニング検査の対象となる疾患はどれか。
1: 麻疹(measles)
2: 結核(tuberculosis)
3: C型肝炎(hepatitis C)
4: 伝染性単核球症(infectious mononucleosis)
5: クラミジア感染症(chlamydial infection)
Aさん(52歳、男性)は、5年前にC型肝炎(hepatitis C)、肝硬変(liver cirrhosis)と診断され、1回の入院歴がある。退院後、医療機関への受診を中断し3年が経過している。毎日、ウイスキーを約300mL飲んでいる。夕食の2時間後に約1,100mLの吐血があり、緊急入院となった。 身体所見:体温35.4℃、呼吸数26/分、脈拍122/分、血圧86/42 mmHg、顔面は蒼白、冷汗を認める。意識は清明だが不安げな表情をしている。 検査所見:赤血球278万/μL、Hb 8.4g/dL、総ビリルビン4.1mg/dL、アンモニア188μg/dL、K 3.9mEq/L、血糖102mg/dL。
入院から4日が経過し、Aさんは医師から「C型肝炎(hepatitis C)、肝硬変(liver cirrhosis)の患者は肝細胞癌(hepatocellular carcinoma)を発症することがある」と説明を受けた。Aさんはスクリーニングの目的で、肝臓から骨盤内臓器までの範囲で腹部超音波検査を受けることになった。 検査前日に看護師が行う説明で正しいのはどれか。
1: 「検査直前に排尿を済ませてください」
2: 「おならは検査が終わるまで我慢してください」
3: 「造影剤のアレルギーがあれば教えてください」
4: 「検査当日は、起床時から飲食物を摂取しないでください」
空気感染するのはどれか。
1: 結核菌
2: 腸管出血性大腸菌
3: ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉
4: メチシリン耐性黄色ブドウ球菌〈MRSA〉
Aさん(42歳、女性)は、3日前から微熱と強い全身倦怠感を自覚したため病院を受診したところ、肝機能障害が認められ、急性肝炎(acute hepatitis)の診断で入院した。1か月前に生の牡蠣(かき)を摂取している。Aさんはこれまで肝臓に異常を指摘されたことはなく、家族で肝臓疾患を罹患した者はいない。 Aさんが罹患した肝炎について正しいのはどれか。
1: 細菌感染である。
2: 劇症化する危険性がある。
3: 慢性肝炎(chronic hepatitis)に移行しやすい。
4: インターフェロン療法を行う。
Aさん(56歳、女性、主婦)は、胆石症 (cholelithiasis) と診断され、腹腔鏡下胆嚢摘出術予定で入院 した。 Aさんは身長 152 cm、体重 70 kgである。Aさんは、数年前に脂質異常症 (dyslipidemia) を指摘されたが、治療は受けていない。Aさんにその他の特記すべき既往歴はない
看護師が手術オリエンテーションを行い、術後の入院期間は 5日程度であると説明した。これに対して Aさんは「 1年前に妹が同じ手術を受けたが、食事はしばらく食べられず 3週間以上管が抜けなかった。自分にも妹と同じ合併症が起こるかもしれない」と心配そうに話した。 Aさんが心配している、妹に起こった合併症はどれか。
1: 肺 炎 (pneumonia)
2: 胆汁瘻
3: 皮下気腫
4: 深部静脈血栓症 (deep vein thrombosis)
ヒト免疫不全ウイルス<HIV>の感染経路で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 感染者の嘔吐物との接触
2: 感染者の咳による曝露
3: 感染者の糞便との接触
4: 感染者からの輸血
5: 感染者との性行為
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染している患者で、後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency syndrome)(AIDS)の状態にあると判断できる疾患はどれか。
1: 季節性インフルエンザ(seasonal influenza)
2: ニューモシスチス肺炎(pneumocystis pneumonia)
3: ノロウイルス性腸炎(norovirus enteritis)
4: 単純性膀胱炎(uncomplicated cystitis)