第105回午前第62問の類似問題

第105回午後:第49問

Aさん(80歳、男性)は、脳梗塞(cerebral infarction)の治療のために入院した。Aさんは多弁であり「めがねをとってください」のことを「めとねをとってください」などと話す様子が観察される。 Aさんの症状で正しいのはどれか。

1: 錯語

2: 感情失禁

3: 喚語困難

4: 運動性失語

第101回午前:第14問

認知症(dementia)を説明しているのはどれか。

1: 知的発達の遅延

2: 意識障害の出現

3: 全身の筋肉の進行性萎縮

4: 一度獲得した知的機能の衰退

A さん(65 歳、男性、会社員)は、午後 2 時、会議の最中に急に発語しづらくなり、右上下肢に力が入らなくなったため、同僚に連れられて救急外来を受診した。既往歴に特記すべきことはない。来院時、ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅰ- 3 、瞳孔径は両側 2.0 mm。呼吸数 18/分、脈拍 60〜80/分、不整で、血圧 176/100 mmHg。右上下肢に麻痺がある。午後 4 時、A さんの頭部 CT の所見で特に異常は認められなかったが、MRI の所見では左側頭葉に虚血性の病変が認められた。

第104回午後:第95問

A さんは心原性の脳梗塞 (cerebral infarction) と診断され、入院後に治療が開始された。入院後 5 日、意識レベルがジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅱ-30 まで低下した。頭部 CT で出血性梗塞と脳浮腫とが認められ、気管内挿管・人工呼吸器管理を行い、マンニトールを投与してしばらく経過をみることになった。この時点の看護で適切なのはどれか。 2 つ選べ。

1: 電気毛布で保温する。

2: 瞳孔不同の有無を観察する。

3: 水分出納を正のバランスに管理する。

4: Cushing〈クッシング〉現象に注意する。

5: ベッドを水平位にして安静を維持する。

第102回午前:第89問

入所者または居住者が公的保険による訪問看護サービスを受けることができるのはどれか。2つ選べ。

1: 乳児院

2: 介護老人保健施設

3: 高齢者専用賃貸住宅

4: 介護療養型医療施設

5: 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)

第100回午後:第48問

Aさん(66歳、男性)は、脳出血(cerebral hemorrhage)で入院している。病状が安定し、自宅への退院の準備をすることになった。Aさんは、リハビリテーションと介護が必要な状態であるが、妻から「夫のために自宅を改修するので、すぐには自宅で介護できない」と相談があった。Aさんは妻と2人で暮らしている。 退院直後のAさんの生活の場として適切なのはどれか。

1: ケアハウス

2: グループホーム

3: 介護老人福祉施設

4: 介護老人保健施設

第109回午前:第54問

認知症(dementia)が疑われる人や認知症の人およびその家族を訪問し、複数の専門職でアセスメントや自立生活の支援を行うのはどれか。

1: 成年後見人

2: 介護認定審査会

3: 認知症対応型通所介護

4: 認知症初期集中支援チーム

第110回午後:第67問

Aさん(82歳、女性)は、脳梗塞cerebral infarctionの既往があり、要介護2で、夫(85歳)と2人暮らし。訪問看護師の訪問時、Aさんは体温37.0℃、脈拍62/分、血圧100/50mmHg、少し汗をかいており、唇の乾燥がみられた。訪問看護師は、翌日予定されている訪問介護の担当者とAさんの援助の方向性について共有することにした。  共有する内容で適切なのはどれか。

1: ポータブルトイレでの排泄に変更する。

2: 水分を多めに摂取するよう促す。

3: 頻繁に寝衣を交換する。

4: 入浴介助を中止する。

第101回午前:第87問

介護保険制度による訪問看護で正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 理学療法士による訪問は含まれない。

2: 主治医の訪問看護指示書が必要である。

3: 訪問滞在時間によって介護報酬は異なる。

4: 利用頻度は介護支援専門員の指示による。

5: 利用できる訪問看護事業所は1か所に限る。

Aさん(74歳、女性)は、右肺尖部癌(apical lung cancer)と診断され、外科的治療は困難で、外来で抗癌化学療法を実施していた。半年後、胸壁への浸潤が進行したため、抗癌化学療法目的で入院した。Aさんは5年前に夫を亡くしてからは1人暮らしをしており、入院前は、近所に住むAさんの娘が毎日訪問していた。

第101回午前:第95問

Aさんは抗癌化学療法を開始したが、副作用が強かったため、「治療をやめて家で過ごしたい」と希望し、退院した。退院後3日、訪問看護が開始された。 訪問看護師が今後注意すべきAさんの症状はどれか。

1: 構音障害

2: 聴力の低下

3: 片麻痺の出現

4: 上肢の強い痛み

第100回午前:第87問

80歳の男性のAさんは軽度の認知症(dementia)で、集合住宅で1人で暮らしている。喫煙習慣がある。生活環境の安全に関する訪問看護の活動で、毎回の訪問時に確認する必要があるのはどれか。2つ選べ。

1: 戸締り

2: 喫煙本数

3: 煙草(たばこ)の吸い殻処理

4: 浴室の換気システム

5: 預金通帳の保管場所

Aさん(58歳、男性、会社員)は、妻(55歳)と2人暮らし。5年前から高血圧症(hypertention)、脂質異常症(dyslipidemia)を指摘され、降圧薬を内服していた。自宅で左半身に脱力感が出現し、救急車で搬送された。救急外来でCT及びMRI検査を行った結果、右中大脳動脈領域に脳梗塞(cerebral infarction)の所見が認められた。入院時は、グラスゴー・コーマ・スケール(GCS)E3V4M5、体温36.8℃、呼吸数16/分、脈拍66/分(不整)、血圧160/85mmHg、HbA1c 5.8%、心電図では、RR 間隔は不定で心拍数100/分であった。入院後、血栓溶解療法を受け、2日後からリハビリテーションが開始された。1週後には回復期リハビリテーション病棟へ転棟した。

第108回午後:第94問

Aさんの脳梗塞(cerebral infarction)の原因で考えられるのはどれか。2つ選べ。

1: 糖尿病(diabetes mellitus)

2: 胃潰瘍(gastric ulcer)

3: 高血圧症(hypertention)

4: 心房細動(atrial fibrillation)

5: 心房粗動(atrial flutter)

第108回午後:第51問

介護保険制度における地域密着型サービスはどれか。

1: 介護老人保健施設

2: 介護老人福祉施設

3: 通所リハビリテーション

4: 認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)