第100回午前第47問の類似問題

Aちゃん ( 2歳 4か月、女児 )は、母と会社員の父と 3人で暮らしている。 Aちゃんは、脳性麻痺で寝たきりのため全介助で在宅療養をしていた。 3か月前に、誤嚥性肺炎 (aspiration pneumonia)を発症して緊急入院し、気管切開をして人工呼吸器を装着した。現在、呼吸状態は安定しているが、啼泣時に気道閉塞があるため、夜間のみ人工呼吸器で呼吸管理を継続することになった。 Aちゃんは自宅に戻って訪問看護を利用する予定である。身体障害者手帳 (肢体不自由 1級 )を所持している。

第103回午後:第116問

Aちゃんの家族への指導は順調に行われ退院することになった。 Aちゃんの退院に向けて訪問看護師が連携をとる職種はどれか。

1: 保健師

2: 保育士

3: 社会教育主事

4: 介護支援専門員

第101回午後:第9問

プライマリナーシングの説明で正しいのはどれか。

1: 1人の看護師が毎日異なる患者を担当する。

2: 看護業務を内容別に分類し、複数の看護師が分担して実施する。

3: 1人の患者を1人の看護師が入院から退院まで継続して受け持つ。

4: 患者をいくつかのグループに分け、看護師がチームを組織して受け持つ。

Aさん(50歳、男性)は、23歳で統合失調症(schizophrenia)を発症し、精神科病院へ5回入院したことがある。1年前に、被害妄想が原因で隣人に暴力を振るい措置入院となった。入院後2か月で自傷他害の恐れは消失し、医療保護入院へ切り替えられたが、幻覚や妄想があり家族へ1日に何回も電話をかけていた。その後は家族へ電話をかける回数が減り、病棟での生活も安定してきた。幻聴は続いているが、自分の身の回りのことは自分で行えるようになった。作業療法も継続して参加できていることから、退院を検討することになった。

第107回午前:第108問

Aさんの退院については、アパートでの単身生活か、共同生活援助〈グループホーム〉での生活を目指すことになった。 Aさんの精神科リハビリテーションを進めるにあたり、病棟看護師が連携する職種で最も優先度が高いのはどれか。

1: 退院後生活環境相談員

2: 理学療法士

3: 介護福祉士

4: 栄養士

第105回午前:第74問

認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)で正しいのはどれか。

1: 光熱費は自己負担である。

2: 12人を1つのユニットとしている。

3: 看護師の配置が義務付けられている。

4: 介護保険制度の施設サービスである。

5: 臨死期は提携している病院に入院する。

第101回午前:第75問

入院患者の精神科リハビリテーションで適切なのはどれか。

1: 経済的な自立を最終目標とする。

2: 退院日が決まり次第開始される。

3: 多職種によるチーム連携が必要である。

4: 精神疾患に関する地域への啓発は含まれない。

第101回午後:第86問

在宅療養者に初回訪問を行う際の訪問看護師の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。

1: 療養者と契約書を取り交わす。

2: 緊急時の連絡方法を確認する。

3: 初回訪問前の情報収集は行わない。

4: 病院で指導された介護方法は変更しない。

5: 初回訪問日は療養者に医療的な問題が起きてから決める。

第101回午前:第87問

介護保険制度による訪問看護で正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 理学療法士による訪問は含まれない。

2: 主治医の訪問看護指示書が必要である。

3: 訪問滞在時間によって介護報酬は異なる。

4: 利用頻度は介護支援専門員の指示による。

5: 利用できる訪問看護事業所は1か所に限る。

第109回午後:第46問

施設において、患者の入院から退院までの看護を1人の看護師が継続して責任をもつことを重視した看護体制はどれか。

1: 機能別看護方式

2: 患者受け持ち方式

3: チームナーシングシステム

4: プライマリナーシングシステム

第103回午後:第58問

小規模多機能型居宅介護で正しいのはどれか

1: 都道府県が事業者を指定する。

2: 介護給付の施設サービスの 1つである。

3: 1日あたりの利用定員は 19人以下である。

4: 要介護者の状態に応じて短期間の宿泊が可能である。

第102回午前:第58問

退院調整部署と連携しながら、ある患者の退院支援を進めることになった。 病棟看護師が行う支援として最も適切なのはどれか。

1: 経済問題への対応

2: 患者の希望の聴取

3: 介護保険制度の説明

4: 在宅のケアプラン立案

第102回午後:第63問

介護保険サービスについて正しいのはどれか。

1: 福祉用具の貸与は無償で受けられる。

2: 要支援の高齢者は介護老人保健施設に入所できる。

3: 小規模多機能型居宅介護では泊まり(ショートステイ)は提供しない。

4: 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)ではユニットケアを実施している。

第108回午後:第10問

要介護者に対し、看護・医学的管理の下で必要な医療や日常生活上の世話を行うのはどれか。

1: 介護老人保健施設

2: 短期入所生活介護

3: 保健センター

4: 有料老人ホーム

第107回午後:第31問

インフォーマルサポートはどれか。

1: 介護支援専門員による居宅サービス計画の作成

2: 医師による居宅療養管理指導

3: 近隣住民による家事援助

4: 民生委員による相談支援

第109回午前:第31問

患者と看護師の間の専門的な援助関係で適切なのはどれか。

1: 自然発生的に成立する。

2: 援助方法は看護師に一任される。

3: 患者のニーズに焦点がおかれる。

4: 日常的な会話を中心に展開する。